2025-07-05 コメント投稿する ▼
「暮らしに希望を、差別にNOを」志位和夫氏が札幌で熱弁 消費税減税と医療再建を訴え
「希望ある政治の扉を開こう」志位和夫氏が札幌で訴え
7月5日、札幌市中心部の大通公園前にて、日本共産党の志位和夫議長が街頭演説を行った。うだるような日差しの下、多くの市民が足を止め、「そうだ」「がんばれ」の声援と拍手が繰り返し響いた。志位氏は、報道各社の情勢調査について言及し、「選挙の結果を決めるのはメディアではありません。有権者一人ひとりの1票です」と訴え、「あなたの1票が、希望ある政治への扉を開く」と力強く呼びかけた。
比例代表選挙では「日本共産党を広げに広げて、5人の候補全員勝利を」と呼びかけ、北海道選挙区では宮内しおり候補への支援を訴えた。「自民党が3人区で2議席も取るのは多すぎます。政治を変えたいという思いを、宮内さんに託してほしい」と語った。
「“あなたの1票が政治を動かす”って本当にその通り」
「志位さんの演説、すごく人間的で誠実だった」
「希望のある話って、久々に聞いた気がする」
「メディア調査じゃなくて、自分の1票だよね」
「比例は共産、選挙区は宮内で決めた」
物価高と医療崩壊、現場の声を国会に
志位氏は、深刻化する物価高と医療・介護の現場崩壊に具体的な対策を提案。
(1)消費税5%減税から廃止へ
(2)物価高を上回る賃上げを政治の責任で
(3)誰もが国産米を食べられる日本に
(4)医療・介護崩壊を防ぎ、ケア労働者の処遇改善を
という4本柱を挙げ、「暮らしを守る政治を取り戻そう」と訴えた。
道内の医療崩壊の実態も明らかにし、4月に留萌市で医療法人が倒産、60人の職員が解雇され精神科病床がゼロになったことや、訪問介護事業所が「ゼロまたは1」の自治体が全体の44%を占めていることを紹介。「5000億円の緊急投入で医療を再建し、介護にも1.3兆円の公費を追加せよ」と政府に迫った。
「北海道の医療、マジで危機的だったんだ…」
「志位さん、データに基づいて話してて説得力ある」
「消費税減税はバラマキじゃない。必要な再分配だよ」
「介護崩壊って言葉が誇張じゃないと知ってゾッとした」
「地方の現実をちゃんと国政で話してくれる人が必要」
「排外主義にNO」志位氏が差別と分断に警鐘
志位氏は、社会に広がる排外主義や差別の風潮についても言及。「暮らしが苦しいのは外国人のせいじゃない。自公政権の責任だ」と述べ、「外国人の人権が守られる社会でこそ、私たち全員の人権が守られる」と語った。
この発言に、聴衆からは「そうだ!」の声があがり、差別に反対する市民の思いと共鳴した様子がうかがえた。
「“外国人のせい”って言われるの、本当に嫌だった」
「志位さんの“人権はみんなのもの”って言葉、沁みた」
「差別に正面からNOを言ってくれる政治家って貴重」
「排外主義に流される今の政治は本当に怖い」
「自公の責任を他人に押しつけるのはもうやめよう」
平和と自主外交を掲げ、自公と対決
志位氏は最後に、石破政権が進める大軍拡や、米国に追従する外交姿勢を厳しく批判。「自主・自立の平和外交で、世界とアジアの平和に貢献する新しい日本をつくろう」と呼びかけた。
応援演説に立った、はたやま和也候補は「農産物価格の保障のために農水予算の増額を」、宮内しおり候補は「弱者にしわ寄せが行く自己責任社会を変えたい」と語った。勇退する紙智子参院議員も、全候補の必勝を呼びかけた。
札幌の街角で響いたのは、現実の厳しさを直視しつつ、それでも「希望はある」と訴える声だった。志位氏の演説は、冷静さと情熱を併せ持つ異色の存在感で、今の政治に風穴をあけようとしている。