2025-05-10 コメント投稿する ▼
共産・志位議長「企業利益は労働者に還元を」 賃上げと労働環境改善を強調
企業利益は労働者のものと主張
日本共産党の志位和夫議長は、10日に行った講演で、企業が大きな利益を上げているにもかかわらず、その利益が労働者には十分に還元されていない現状を批判し、さらなる賃上げと労働環境の改善を求めた。
志位氏は「企業は利益を積み上げているが、それを支えているのは現場で働く人々だ。しかし、その利益は労働者に回らず、むしろ大株主や経営陣が利益を享受している」と述べ、現行の経済構造を「富の分配が偏っている」と強調した。
また、特に建設業の現場で働く労働者の厳しい状況を指摘し、「長時間労働や低賃金が常態化している。これでは若い世代が建設業から離れていくのも無理はない」と述べた。
学生労働への懸念と教育支援
講演では、学生が学費を払うために長時間働かざるを得ない現状にも触れ、「学ぶべき学生が労働力として搾取されるようなことはあってはならない」と述べ、学費の無償化と奨学金の拡充を求めた。
「学生は本来、学ぶために時間を使うべきだ。経済的理由で学業を諦めるようなことがあってはならない」と訴えた。
労働条件の改善は社会全体の問題
さらに志位氏は、「賃上げと労働時間短縮は両立できる。資本側は賃上げか時短かと二者択一を迫るが、労働者はその両方を求める権利がある」と述べた。
彼は、企業の内部留保を中小企業への支援や賃上げに活用すべきだと提案し、「労働者の権利を守ることは、社会全体の安定にもつながる」と強調した。
ネット上の反応
「大企業の利益、もっと労働者に還元してほしい」
「学生が働かなくても学べる環境、実現してほしい」
「賃上げと時短、両方求めて当然」
「内部留保を賃上げに回すのは合理的だ」
「政治の責任で労働環境を改善するべき」
志位議長の発言は、多くの労働者や学生の現状に寄り添うものであり、ネット上でも共感の声が広がっている。