茂木外相がイエメン税関機能改善にUNOPS通じ7.32億円無償資金協力 X線検査装置整備へ

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茂木外相がイエメン税関機能改善にUNOPS通じ7.32億円無償資金協力 X線検査装置整備へ

茂木敏充外務大臣の外務省は、イエメン共和国の主要港における税関機能の改善を支援するため、国連プロジェクトサービス機関UNOPSに7.32億円の無償資金協力を実施することが明らかになりました。

茂木敏充外務大臣の外務省は、イエメン共和国の主要港における税関機能の改善を支援するため、国連プロジェクトサービス機関UNOPSに7.32億円の無償資金協力を実施することが明らかになりました。

日本の外務省の見解によると、イエメンでは、長年にわたる紛争の影響により、各税関施設で稼働している貨物検査用のX線検査装置が損傷を受けています。税関施設を通過する貨物量の20パーセントしかX線検査ができておらず、その他の80パーセントは手作業で検査されており、作業の大幅な遅延を引き起こしていることに加え、武器や麻薬などの密輸リスクを高めている状況にあるとしています。

リヤドで書簡の署名と交換


日本政府は、2026年2月12日、サウジアラビア王国の首都リヤドにおいて、中島洋一駐イエメン共和国日本国特命全権大使とアクラム・ムハンマド・ウスマン国連プロジェクトサービス機関UNOPS アンマン地域中核事務所代表兼所長との間で、供与額が7.32億円となる無償資金協力主要港における税関機能改善計画UNOPS連携に関する書簡の署名と交換を実施しました。

この支援は、イエメンにおける主要な税関であるアデン港税関、アル・シーヘン税関及びアル・ワディア税関において、通関手続に用いる機材の整備及び当局職員への研修を行うことにより、人道支援物資等の通関手続の効率化を図るものとなります。

イエメンでは2015年から続く内戦により、インフラが大きく損傷しています。税関施設のX線検査装置も例外ではなく、多くが機能不全に陥っています。その結果、貨物の大部分を手作業で検査せざるを得ない状況となっており、通関に要する時間が大幅に増加しています。

「X線検査が2割しかできないのは深刻だ」
「手作業検査では密輸を防ぐのは困難だろう」
「人道支援物資の遅延は人命に関わる問題」
「7億円の支援で税関機能が改善されるといいが」
「紛争地域への支援は必要だと思う」

人道支援物資の通関遅延が課題


イエメンは、国連が世界最悪の人道危機と位置づける地域の一つです。人口の約3分の2にあたる2100万人以上が人道支援を必要としており、食料、医薬品、その他の生活必需品が国際社会から送られています。しかし、税関での検査遅延により、これらの物資が必要な人々に届くまでに時間がかかっています。

X線検査装置が正常に機能していれば、コンテナを開けることなく内容物を確認できるため、検査時間を大幅に短縮できます。しかし、現状では装置の損傷により、コンテナを開けて中身を一つ一つ確認する手作業が必要となっており、1つのコンテナの検査に数時間から数日を要するケースもあります。

また、手作業検査では、武器や麻薬などの違法物品を隠蔽することが比較的容易であり、密輸のリスクが高まっています。これにより、紛争の長期化や治安の悪化につながる懸念があります。X線検査装置の整備は、人道支援の効率化だけでなく、安全保障の観点からも重要な意味を持ちます。

3つの主要税関を対象に支援


今回の支援対象となるのは、アデン港税関、アル・シーヘン税関、アル・ワディア税関の3つです。アデン港は紅海に面したイエメン最大の港湾都市で、同国の貿易の中心的な役割を果たしています。アル・シーヘン税関とアル・ワディア税関は、それぞれ隣国との国境に位置する重要な通関拠点です。

支援内容には、X線検査装置などの機材の整備に加えて、税関職員への研修も含まれています。新しい機材を導入しても、それを適切に運用できる人材がいなければ効果は限定的です。職員の能力向上を図ることで、持続可能な税関機能の改善を目指します。

国連プロジェクトサービス機関UNOPSは、国連システムの中で、プロジェクトの実施支援を専門とする機関です。紛争地域や脆弱国家でのプロジェクト実施に豊富な経験を持ち、イエメンでも様々な支援活動を展開しています。日本政府がUNOPSを通じて支援を行うことで、現地の複雑な状況に対応しながら効果的な支援を実施できると期待されています。

日本の中東支援の一環


日本政府は、中東地域の安定と平和の実現に向けて、様々な支援を行っています。イエメンに対しても、人道支援や開発支援を継続的に実施してきました。今回の税関機能改善支援は、人道支援物資の円滑な流通を促進し、イエメン国民の生活改善に寄与することが期待されています。

イエメンの内戦は2015年に始まり、すでに11年が経過しています。国連の仲介による和平交渉が何度か試みられていますが、恒久的な停戦には至っていません。このような状況下で、日本の支援は、紛争の影響を受ける市民の生活を支える重要な役割を果たしています。

税関機能の改善は、直接的には人道支援物資の通関効率化につながりますが、長期的には経済活動の正常化や国家機能の回復にも寄与する可能性があります。紛争後の復興を見据えた支援として、一定の意義があると考えられます。

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2026-03-04 10:13:09(くじら)

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