2025-12-01 コメント投稿する ▼
日本の迅速なスリランカ支援、31人の医療チーム派遣でサイクロン被災者355人死亡の救援活動に貢献
日本政府は2025年12月1日、大規模なサイクロン被害が発生しているスリランカに対して、国際緊急援助隊の医療チームを派遣すると発表しました。 国際緊急援助隊の医療チームは、日本の災害医療の経験と技術を活かした国際貢献の柱となっています。 特に2004年のスマトラ島沖地震による津波災害では、日本は迅速に国際緊急援助隊を派遣し、現地での医療支援や復興支援を行いました。
スリランカ豪雨被害に日本が医療支援、31人チームを緊急派遣
日本政府は2025年12月1日、大規模なサイクロン被害が発生しているスリランカに対して、国際緊急援助隊の医療チームを派遣すると発表しました。医師や看護師ら約30人で構成し、現地に向けて3日に出発します。
過去20年最悪の自然災害
スリランカの災害管理センターは30日、サイクロン「ディトワ」による洪水と土砂災害による死者数が334人になったと発表しました。12月1日朝の時点で355人が死亡、366人が行方不明となり、被災者は115万人超に上っている状況で、この被害規模は過去20年ではスリランカで最悪の自然災害となっています。
サイクロン「ディトワ」は11月27日にスリランカに上陸し、島全体に記録的な豪雨をもたらしました。被害は全国25地区すべてに及んでおり、特に東部・北中部・北西部・中央州で深刻な状況です。被災者の中では、住民約12万人が学校などの避難所での生活を強いられています。
日本の迅速な支援体制
外務省職員、医療チーム登録者及びJICA職員等から構成れる計31名を派遣することが決定されました。この医療チームは、被災者の診療を中心とした活動を行い、必要に応じて疾病の感染予防や蔓延防止の活動も実施します。派遣期間は約2週間を想定しています。
国際緊急援助隊の医療チームは、日本の災害医療の経験と技術を活かした国際貢献の柱となっています。メンバーは事前にJICAに登録している医師、看護師、薬剤師、医療調整員の中から選抜されます。また、外務省職員やJICAの業務調整員も含めたチーム構成により、現地での調整業務も効率的に行える体制が整えられています。
長年の友好関係と支援実績
日本とスリランカの間には、災害支援を通じた長年の協力関係があります。特に2004年のスマトラ島沖地震による津波災害では、日本は迅速に国際緊急援助隊を派遣し、現地での医療支援や復興支援を行いました。
JICAは1954年から技術協力、1977年から有償資金協力を開始しており、スリランカでの開発パートナーとして多様な支援を展開してきました。特に防災分野では、土砂災害対策や洪水予測システムの構築などを通じて、同国の災害対応能力向上に貢献しています。
今回の医療チーム派遣は、このような長年の協力関係に基づく人道支援として位置づけられています。被災地では医療施設の被害も報告されており、外部からの医療支援が急務となっていることから、日本の専門的な医療技術と経験が現地の復旧に重要な役割を果たすことが期待されます。