農水省、「コメ増産」文言削除で決着 米価下落懸念に配慮も「不足時の解決にならない」と批判の声

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農水省、「コメ増産」文言削除で決着 米価下落懸念に配慮も「不足時の解決にならない」と批判の声

「増産」削除へ 自民農林族の強い反発で修正


2025年度予算の概算要求をめぐり、農林水産省が検討していた主要事項案から「増産」の文言を削除する方向で最終調整がついた。8日、党総合農林政策調査会と農林部会の合同会議で修正版が提示され、議員から了承を得た。

当初案には「コメの増産」という表現が明記されていたが、自民党の農林族議員らが「需要を超える生産が独り歩きすれば、米価下落を招き、農家経営を圧迫する」と猛反発。最終的に「コメの需要に応じた増産実現予算」という副題にとどめる形で落ち着いた。

「増産って簡単に言うけど、価格暴落のリスクもある」
「需要見ずに作れば農家を苦しめるだけ」
「生産者守るのか、潰すのかはっきりしろ」
「去年“足りてる”と言って失敗したばかりでこれ」
「本気で需給調整やる気あるのか疑問」


背景に米価下落懸念 しかし不足時の対応は後手に?


文言削除の背景には、米価下落への強い危機感がある。過剰生産は市場価格を押し下げ、農家の収入を直撃する。このため「増産」という単語が政策メッセージとして独り歩きすることを農林族議員は警戒してきた。

しかし、文言を「需要に応じた増産実現予算」とぼかしたことで、平時の増産促進は事実上後退したとの見方もある。これでは、昨年の「令和の米騒動」のように需要が急増した際、事前の備えが不足し、結果的に市場からコメが消える事態を再び招くのではないかという懸念が広がっている。

「“需要に応じて”って言い換えたら、結局何もしない口実になる」
「不足してから増産しても間に合わない」


昨夏の教訓が生かされるのか


昨年夏には都市部のスーパーからコメが消える騒動が発生。農水省は「コメは足りている」と説明していたが、実際には需要を見誤り、備蓄米の放出が遅れたことで価格高騰を招いた。この失策から学ぶべきは、需給を正確に見極め、迅速に供給体制を動かすことの重要性だ。

だが今回の修正案では、「不足時の増産」に向けた準備や計画の具体性は乏しい。需要が急増してから対応するのでは遅く、結局は市場混乱を繰り返す恐れがある。

求められるのは柔軟かつ先手の政策


今回の文言修正はあくまで表現上の軟化に過ぎないが、肝心なのは実効性のある需給予測と生産体制の構築だ。気候変動や輸入穀物の価格高騰、消費行動の変化など、米需要を左右する要因は複雑化している。

本来なら、過剰生産と不足時の両リスクに対応できる「柔軟な増産体制」と「備蓄運用の強化」を明確に打ち出すべきだ。農水省が市場と現場をにらみ、先手で動く体制を作らなければ、文言の修正は単なる「責任回避」と受け止められかねない。

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2025-08-09 09:29:06(植村)

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