2025-05-16 コメント投稿する ▼
小泉進次郎氏、米国に防衛装備品の納入遅れ改善を直訴 防衛費増額の圧力も
装備品納入遅れに苦言 小泉進次郎氏「買ったものは届いて当然」
自民党の小泉進次郎前選挙対策委員長が米国訪問中に、防衛装備品の納入が遅れている問題について、米国防総省のコルビー国防次官に直接改善を求めたことが分かった。長距離巡航ミサイル「トマホーク」など、日本が米国の有償軍事援助(FMS)を通じて購入している兵器の引き渡しが滞っている現状に対し、小泉氏は「お金を払って買っているのだから、きちんと納品されるのは当たり前」と強い口調で訴えたという。
防衛費「2%」では不十分? 米側からさらに高い要求も
今回の訪米で小泉氏は、小野寺五典政調会長らとともに、米政府高官や議員と相次いで意見交換を行った。その中で米側からは、日本が掲げるGDP比2%の防衛予算では不十分との声が複数寄せられたという。特にコルビー次官は、GDP比3%への引き上げを支持する立場で、日本の役割拡大に強い期待を示した。小泉氏は「周辺環境が厳しさを増す中で、2%に縛られた議論は現実的ではない」と述べ、防衛費のさらなる見直しが必要との認識を示した。
造船・装備品整備で日本に期待 サイバー分野も協力深化へ
小泉氏は、米国の造船能力や艦艇整備体制が逼迫する中で、日本がその一部を補完できることが大きな価値を持つと語った。米国側も日本の技術力と信頼性を評価しており、両国の防衛協力はさらに広がりそうだ。また、先ごろ成立した「能動的サイバー防御」関連法により、サイバー分野での人的交流も加速する見通しで、小泉氏は「技術や知見の共有が進めば、日米同盟の信頼性も高まる」と意義を強調した。
外交成果強調 「議員外交で存在感示せた」
面会後、コルビー次官は「小泉氏らと非常に建設的な意見交換ができた」とSNSで発信。日米同盟の重要性が改めて確認されたことに対し、小泉氏は「トランプ氏が再登場しても、日本が必要不可欠な同盟国であるというメッセージを発信できた」と振り返り、議員外交の成果を強調した。自由貿易や関税問題でも、米国の孤立政策が中国を利する可能性を指摘し、「安易な妥協はすべきでない。日本は毅然と国益を主張すべきだ」と訴えた。
ネット上の反応
「小泉進次郎氏、今回はまともなこと言ってるな。買った武器が来ないのは本当に異常だよ」
「アメリカの都合で納入遅れるのはおかしい。主権国家として言うべきことは言うべき」
「FMSって便利なようで、実際はアメリカの言いなりになりがち。見直しも必要では?」
「GDP比2%ですら大変なのに、3%なんて現実味ない。アメリカの圧力すごいな」
「日本の造船や整備力を使いたいって、要はアメリカが手一杯ってことか」
* 小泉氏が訪米し、米国防総省に対し装備品納入遅延の改善を直接要請
* 米国からは日本の防衛費をさらに増額するよう求める声が多数
* 日本の造船・整備能力やサイバー技術に対し、米側の期待が高まる
* トランプ氏再登場もにらみ、議員外交で日米同盟の存在感を演出