護衛艦ちょうかいがトマホーク発射能力を獲得 9月佐世保で実戦任務へ

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護衛艦ちょうかいがトマホーク発射能力を獲得 9月佐世保で実戦任務へ

防衛省は2026年3月27日、海上自衛隊のイージス艦「ちょうかい」が、アメリカにおける改修と乗員訓練を完了し、米国製巡航ミサイル「トマホーク」の発射能力を獲得したと発表しました。 「ちょうかい」が2026年9月中旬に佐世保基地へ帰港し任務につくことで、日本は初めてトマホークを実戦配備した国となります。 - 防衛省は2026年3月27日、護衛艦「ちょうかい」がトマホーク発射能力を獲得したと発表。

イージス艦「ちょうかい」がトマホーク発射能力を獲得 9月から佐世保で任務開始


防衛省は2026年3月27日、海上自衛隊のイージス艦「ちょうかい」が、アメリカにおける改修と乗員訓練を完了し、米国製巡航ミサイル「トマホーク」の発射能力を獲得したと発表しました。「ちょうかい」は今後、実射試験などを経て2026年9月中旬に母港である長崎県の佐世保基地へ帰港し、実際の任務に就く見通しです。

「ちょうかい」とはどんな艦か 就役から今回の改修まで


「ちょうかい」は1998年に就役したイージス護衛艦で、こんごう型護衛艦の4番艦にあたります。全長約161メートル、基準排水量7250トン、乗員約300名を擁し、強力なレーダーや地対空ミサイルなど高い防空能力を持つ艦艇です。垂直発射システム(VLS)と呼ばれるミサイル発射装置を90基備えており、今回の改修でそこにトマホークを搭載できるよう必要なソフトウェアのインストールなどが行われました。

「ちょうかい」は2025年9月26日に横須賀を出航してアメリカへ向かいました。サンディエゴの米海軍基地で改修と訓練を受け、2026年3月までにシステムの改修を完了しました。出国前の2025年9月25日には、横須賀基地で米海軍の支援のもとトマホークの模擬弾を使った搭載訓練も実施しています。

トマホークはアメリカが開発した亜音速の巡航ミサイルで、最大射程は約1600キロメートルとされています。低空飛行でレーダーをかわしながら敵の基地や施設を精密に攻撃する能力を持っており、湾岸戦争やイラク戦争など数多くの実戦でも使われてきました。飛行中に目標を変更することも可能で、高い精度と柔軟性を兼ね備えた兵器です。

「「ちょうかい」がトマホークを持てるようになったのか。抑止力として機能してほしい」
「隣国の脅威を考えれば、今のうちに反撃能力を整備するのは当然の判断だと思う」
「イージス艦から打てるミサイルの射程が1600キロって、日本を取り巻くリスクが実感できた」
「改修費18億円、試射費用20億円以上か…コストに見合う抑止効果がちゃんと出るか注目したい」
「佐世保基地への帰港が待ち遠しい。地域の安全にも関わるから、しっかり運用してほしい」

トマホーク400発の取得計画と反撃能力の位置づけ


日本政府は2022年に改定した安全保障関連3文書の中で、敵の基地などをたたく「反撃能力(敵基地攻撃能力)」の保有を明記しました。トマホークはその中核を担う装備として位置付けられています。防衛省は2024年1月に米政府とトマホーク最大400発の購入契約を締結しており、契約総額は約2540億円に上ります。ミサイルは2025年度から2027年度にかけて順次納入される計画です。

「ちょうかい」は今後、2026年夏ごろまでアメリカ近海で実射試験を行い、乗員の技術レベルをさらに高める予定です。試射ではミサイルの精密誘導システムが正常に作動するかどうかなどが検証されます。試験が成功すれば、日本は世界でアメリカ、イギリス、オーストラリア、オランダに次いで5か国目のトマホーク運用国となります。

防衛省は現在保有するイージス艦8隻全てにトマホークを搭載する計画です。「ちょうかい」に続き、神奈川県・横須賀基地所属の「きりしま」と長崎県・佐世保基地所属の「はぐろ」の改修も予算に計上されており、舞鶴基地(京都府)の「みょうこう」と「あたご」についても改修費が予算に盛り込まれています。今回の「ちょうかい」への搭載が、日本のスタンド・オフ防衛能力強化の第一歩となります。

日米連携の課題と今後の全イージス艦搭載計画


トマホークはその性質上、敵の領域に直接打ち込む攻撃兵器であり、運用にあたっては他国領土の精密な情報収集が欠かせません。このため、ミサイルの目標設定には圧倒的な情報量を持つ米軍の支援が必要とされています。防衛省は「自衛隊と米軍はそれぞれ独立した指揮系統に従って行動する」と説明していますが、実際の運用においては日米の緊密な連携が前提となります。

また、2026年3月31日には陸上自衛隊が熊本県の健軍駐屯地に「12式地対艦誘導弾」の改良型を配備するなど、自衛隊全体で長射程ミサイルの整備が加速しています。中国や北朝鮮の軍事的圧力が増す中、日本政府は防衛力の抜本的な強化を急いでいます。

「ちょうかい」が2026年9月中旬に佐世保基地へ帰港し任務につくことで、日本は初めてトマホークを実戦配備した国となります。今後の8隻への順次搭載とあわせ、反撃能力の整備がいよいよ本格的な段階へと踏み出します。

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まとめ
  • 防衛省は2026年3月27日、護衛艦「ちょうかい」がトマホーク発射能力を獲得したと発表
  • 「ちょうかい」は2026年夏に実射試験を実施し、2026年9月中旬に佐世保基地へ帰港予定
  • トマホークの最大射程は約1600キロメートルで、中国・北朝鮮・ロシアの拠点が射程圏内
  • 日本は最大400発(総額約2540億円)を2025〜2027年度にかけて順次取得予定
  • 成功すれば日本はアメリカ・イギリス・オーストラリア・オランダに次ぐ世界5か国目のトマホーク運用国に
  • 防衛省は保有するイージス艦8隻全てへの搭載を計画しており、「きりしま」「はぐろ」などの改修も予算化済み
  • 運用には米軍の情報支援が不可欠で、日米連携のあり方が今後の焦点

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2026-03-27 09:56:22(植村)

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