2025-12-14 コメント投稿する ▼
沖縄でブルーインパルス飛行 一部反対も空自那覇基地航空祭は盛況
2025年12月14日、航空自衛隊那覇基地で航空祭「美ら島エアフェスタ2025」が開催され、航空自衛隊のアクロバット飛行チームであるブルーインパルスが沖縄の空を舞いました。 今回の航空祭では、初めて米軍機が展示に参加しました。 来場者の多くは航空ショーそのものを楽しみ、基地関係者や警備当局も安全確保に万全を期していました。
沖縄で開催された空自那覇基地航空祭とブルーインパルス
2025年12月14日、航空自衛隊那覇基地で航空祭「美ら島エアフェスタ2025」が開催され、航空自衛隊のアクロバット飛行チームであるブルーインパルスが沖縄の空を舞いました。事前には一部団体から反対の声も上がっていましたが、当日は予定通り実施され、多くの県民や観光客が会場に足を運びました。
会場周辺には家族連れや若者、高齢者まで幅広い層が集まり、基地上空を見上げながら航空ショーの始まりを待ちました。航空祭は地域に開かれた行事として位置づけられており、基地側も安全対策を徹底したうえで運営にあたりました。
高度な操縦技術が示した航空自衛隊の実力
午後1時半過ぎ、6機編隊のブルーインパルスが那覇基地上空に姿を現しました。隊列を一切乱さない飛行や、白いスモークで描かれるハートマーク、上下逆さまに飛ぶ背面飛行などが次々と披露され、観客からは大きなどよめきと拍手が起きました。
続いて行われたF15戦闘機の機動飛行では、轟音とともに鋭い旋回や上昇が繰り返され、会場の緊張感が一気に高まりました。航空機の性能だけでなく、操縦する隊員の訓練の積み重ねが、こうした飛行を可能にしていることが伝わる内容でした。
「こんな飛行を生で見るのは初めてで、正直鳥肌が立った」
「反対の声も聞いていたけど、実際は多くの人が楽しんでいたと思う」
「子どもが目を輝かせて空を見上げていたのが印象的だった」
「技術の高さを感じたし、災害時にも頼りになる存在だと思った」
「沖縄でも堂々と開催されたこと自体に意味がある」
米軍機参加と反対運動の構図
今回の航空祭では、初めて米軍機が展示に参加しました。米空軍のHH60救難ヘリコプターや、米海兵隊のFA18戦闘攻撃機が地上展示され、日米の安全保障協力を象徴する場面となりました。展示機の前では写真を撮る来場者の姿が目立ち、説明に耳を傾ける姿も多く見られました。
一方で、県内外の一部団体は開催に反発し、自衛隊機や米軍機の展示について「戦争準備につながる」と主張しました。声明では、那覇空港周辺の安全性や軍事利用への懸念が挙げられ、高市早苗首相や小泉進次郎防衛相に対して中止を求める要請も行われていました。
混乱なく終わった航空祭が示す現実
しかし、当日の会場周辺で大きな混乱は確認されず、航空祭は終始落ち着いた雰囲気で進行しました。来場者の多くは航空ショーそのものを楽しみ、基地関係者や警備当局も安全確保に万全を期していました。
沖縄では基地問題を巡り意見の対立が続いていますが、今回の航空祭は、実際に現場を訪れた人々の受け止めと、一部団体の主張との間に大きな温度差があることを浮き彫りにしました。防衛や安全保障を巡る議論では、感情論だけでなく、事実と現実を踏まえた冷静な議論が求められていると言えます。