2025-12-12 コメント投稿する ▼
小泉防衛大臣ヘグセス国防長官電話会談、中国軍機レーダー照射で深刻懸念共有
小泉進次郎防衛大臣とピート・ヘグセス米国防長官が2025年1月12日朝、中国軍機による自衛隊機へのレーダー照射事件を受けて電話会談を実施しました。 小泉防衛大臣とヘグセス国防長官による約40分間の電話会談は、2024年12月6日に発生した中国軍機のレーダー照射事件後、初の日米防衛閣僚レベル協議でした。
小泉進次郎防衛大臣とピート・ヘグセス米国防長官が2025年1月12日朝、中国軍機による自衛隊機へのレーダー照射事件を受けて電話会談を実施しました。両者は中国の行動に対して「深刻な懸念」を表明し、日米連携の強化で一致しました。
レーダー照射問題で初の日米防衛相協議
小泉防衛大臣とヘグセス国防長官による約40分間の電話会談は、2024年12月6日に発生した中国軍機のレーダー照射事件後、初の日米防衛閣僚レベル協議でした。小泉大臣は記者会見で、中国の行動が「地域の平和と安定に資するものではなく、緊張を高める危険な行為」だと強く非難しました。
レーダー照射は同日、沖縄本島南東の公海上空で2回発生しました。中国海軍の空母「遼寧」から発艦したJ15戦闘機が、対領空侵犯措置を実施していた航空自衛隊のF15戦闘機に対して断続的に照射を行いました。1回目は午後4時32分から3分間、2回目は午後6時37分から約30分間にわたって続きました。
「レーダー照射は攻撃の前兆と受け取れる危険な行為だ」
「中国の軍事的挑発がエスカレートしている」
「自衛隊員の安全が脅かされている」
「地域の平和を損なう一方的な行動は許せない」
「日米同盟の結束で中国に対抗すべきだ」
中国・ロシア共同飛行への対処も議論
電話会談では、中国軍機によるレーダー照射問題に加えて、中国とロシアの爆撃機が日本周辺で実施した共同飛行についても協議されました。12月9日、中国軍のH6爆撃機2機とロシア軍のTu95爆撃機2機が東シナ海で合流し、四国沖の太平洋まで約8時間にわたって共同飛行を実施しました。
防衛省によると、中国・ロシア両軍による日本周辺での共同飛行は2023年11月以来9回目となります。今回は中国の空母「遼寧」の展開と時期を合わせた形で実施されており、日本に対する軍事的圧力を明確に意図したものと分析されています。
木原官房長官は中国・ロシア両国に対し、外交ルートを通じて「安全保障上の重大な懸念」を伝達しました。航空自衛隊は南西航空方面隊の戦闘機を緊急発進させて対応に当たりました。
年明け訪米で同盟強化へ
小泉防衛大臣は電話会談で、年明けにアメリカを訪問してヘグセス国防長官と直接会談する方針を確認しました。両者は「日米同盟の抑止力、対処力を一層強化していく」ことで合意し、緊密な連携を通じて地域の安全保障環境の改善を目指す方針を確認しました。
米国防総省の発表によると、ヘグセス長官は日本の防衛能力強化や「南西諸島を含む日本での訓練と演習の重要性」についても言及しました。アジア太平洋地域における侵略の抑止に対するコミットメントを両国で共有したとしています。
小泉大臣は記者会見で、「わが国周辺海空域で警戒監視活動を粛々と実施し、いかなる不測の事態にも冷静かつ毅然と対応していく」と表明しました。中国の軍事的挑発行動に対して、日米同盟の結束を示すことで抑止力の強化を図る考えです。
現在の物価高は明らかに数十年に渡る自民党の失策ですが、安全保障分野では中国の軍事的脅威に対する毅然とした対応が求められています。スパイ防止法の早期制定や防衛力強化は急務と言えるでしょう。移民・難民・外国人労働者については法文化順守が必要で、適切な法整備が求められます。