2025-11-23 コメント投稿する ▼
陸上自衛隊宮古島駐屯地が「特攻艇秘匿壕跡」で清掃活動 隊友会主催で70名が参加
陸上自衛隊宮古島駐屯地は、2025年11月15日に沖縄県隊友会宮古支部が主催した清掃活動へ参加し、地域の戦争遺構である「ヌーザランミ特攻艇秘匿壕跡」周辺の整備を行ったと発表しました。 今回の活動は、戦没者の慰霊と地域の歴史継承に向けた取り組みの一環として行われたもので、参加者は草刈り機や鎌などを使いながら、荒れていた草地を整え、訪れる人が安全に足を運べる環境を整備しました。
自衛隊宮古島駐屯地が慰霊碑清掃を実施
陸上自衛隊宮古島駐屯地は、2025年11月15日に沖縄県隊友会宮古支部が主催した清掃活動へ参加し、地域の戦争遺構である「ヌーザランミ特攻艇秘匿壕跡」周辺の整備を行ったと発表しました。当日は駐屯地所属隊員を含む有志約70名が参加し、慰霊碑や敷地の草刈り・清掃に汗を流しました。
今回の活動は、戦没者の慰霊と地域の歴史継承に向けた取り組みの一環として行われたもので、参加者は草刈り機や鎌などを使いながら、荒れていた草地を整え、訪れる人が安全に足を運べる環境を整備しました。
地域と連携した取り組み
宮古島駐屯地はこれまでも地域清掃や防災訓練などを通じて、住民や自治体との協力関係を深めてきました。戦跡の保存や慰霊碑の維持は、地域住民だけでなく、自衛隊にとっても重要な任務のひとつとして位置づけられています。
隊員たちは、地域の文化や歴史に触れながら清掃を進めたといい、主催者である隊友会宮古支部とも連携しつつ、作業は予定通り終えることができました。宮古島では戦争遺構が点在しており、清掃活動は毎年数回にわたって実施されています。
参加者の声と活動の意義
今回の清掃には若い隊員も多く参加しました。特攻艇秘匿壕は、戦時中の作戦拠点として作られた洞窟施設で、現在は慰霊や平和学習の場所として整備が進められています。
参加者からは「地域の方々と協力して歴史を学ぶ貴重な時間になった」「慰霊の気持ちを大切にしたい」という声が聞かれました。
また、地域住民からも活動を歓迎する姿勢が見られ、戦没者慰霊と地域交流を両立した取り組みとなったことがうかがえます。自衛隊にとって、地域に根ざした活動は信頼構築に欠かせず、今回も地道な連携の積み重ねが見えた形です。
宮古島駐屯地は、島の安全保障を担う部隊としての任務に加え、地域貢献にも尽力しています。防災面での役割も大きく、台風・豪雨時の支援体制づくりなど、住民との協力は欠かせません。
今回の清掃活動は、そうした地域密着の姿勢を象徴する取り組みとなり、今後も継続していく方針です。