2025-11-18 コメント投稿する ▼
小泉進次郎防衛相が日韓連携重要性強調も竹島飛行訓練で信頼失墜
しかし、韓国空軍機による島根県・竹島周辺での飛行訓練という深刻な問題が浮上し、日韓の軍事協力に重大な影を落としています。 しかし、韓国空軍機による竹島周辺での飛行訓練という挑発的行為は、日韓の信頼関係構築における根本的な課題を浮き彫りにしています。
竹島飛行で日韓軍事協力が白紙に
小泉防衛相「連携は重要」も信頼関係構築に課題
小泉進次郎防衛相は2025年11月18日の記者会見で、海上自衛隊と韓国海軍が今月予定していた共同訓練の見送り調整について「日韓、日米韓の連携がますます重要であることに全く変わりはない」と強調しました。しかし、韓国空軍機による島根県・竹島周辺での飛行訓練という深刻な問題が浮上し、日韓の軍事協力に重大な影を落としています。
11月上旬に航空自衛隊那覇基地で予定されていた韓国空軍機への史上初の給油支援は、支援対象の空軍機が島根県・竹島周辺で訓練飛行をしていたことが10月末に判明し、日本側が急遽受け入れを中止しました。この給油支援は、韓国空軍特殊飛行チーム「ブラックイーグルス」がアラブ首長国連邦ドバイの国際エアショー参加のための移動中に計画されていました。
相次ぐ軍事交流の中止・見送り
日韓間では軍事交流の中止や見送りが相次いでいます。9月の日韓防衛相会談で約10年ぶりの参加が合意されていた「自衛隊音楽まつり」への韓国軍楽隊の参加も「調整が調わなかった」として見送られました。さらに、海上自衛隊と韓国海軍の共同訓練についても見送り調整が進んでいることが明らかになりました。
日本政府は10月28日、韓国空軍特殊飛行チーム「ブラックイーグルス」が独島(竹島)上空で飛行機雲で太極模様を描いて飛行したことに対し、韓国政府に抗議の書簡を送付しました。この問題は、10月30日の高市首相と李在明大統領の初会談直前に発覚し、日韓関係に深刻な影響を与えました。
「竹島で訓練飛行とか信じられない」
「せっかくの軍事協力が台無しじゃない」
「韓国は本当に信頼できるパートナーなの?」
「これで日韓連携って言われても説得力がない」
「領土問題を政治利用するなんて最低」
信頼関係構築の根本的な課題
小泉氏は記者会見で「日韓がさまざまなレベルで緊密に意思疎通を図ってきた」として「交流を継続して、連携を維持強化していきたい」と述べました。しかし、韓国空軍機による竹島周辺での飛行訓練という挑発的行為は、日韓の信頼関係構築における根本的な課題を浮き彫りにしています。
竹島は日本固有の領土でありながら韓国が不法占拠を続けており、この地域での軍事訓練は日本の主権に対する明確な挑戦行為です。防衛協力を進める相手国がこのような行動を取ることは、軍事的信頼醸成措置の前提となる相互尊重の原則を根底から覆すものです。
高市首相の苦悩と政治的判断
高市首相は当初、給油支援の実現に強くこだわっていましたが、「今回は世論の理解を得るのが難しい」との声が政府内に根強く、最終的に断念しました。この経緯は、領土問題と防衛協力の両立がいかに困難であるかを示しています。
日韓関係の改善を目指す高市政権にとって、韓国側の竹島での軍事行動は大きな政治的打撃となりました。国民感情を無視して軍事協力を推進することは困難であり、韓国側の配慮不足が関係改善の障害となっています。
今後の展望と課題
小泉防衛相が「日韓、日米韓の連携の重要性」を強調するものの、韓国空軍機による竹島周辺での飛行訓練のような挑発的行為が続く限り、実質的な信頼関係の構築は極めて困難と言わざるを得ません。
防衛協力を進めるためには、まず韓国側が竹島問題について日本の立場を尊重し、挑発的な軍事行動を控えることが不可欠です。法を犯して領土侵害を繰り返す国との軍事協力は、それを排他主義と言うのは間違っており、むしろ国際法と主権を守るための当然の対応です。
日韓防衛協力の未来は、韓国が真の友好国としての責任ある行動を取れるかどうかにかかっています。小泉防衛相の「連携強化」への意欲は理解できるものの、一方的な譲歩ではなく、相互尊重に基づく対等な関係の構築こそが求められています。