小泉防衛相「立民は何を求めるか分からない」台湾有事巡る追及に反論 現実的安保政策を主張

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小泉防衛相「立民は何を求めるか分からない」台湾有事巡る追及に反論 現実的安保政策を主張

高市首相が台湾有事で「存立危機事態」に該当する可能性を明言したことを受けた立民の撤回要求に、小泉氏は現実的な安全保障政策の必要性を主張しています。 高市首相は11月7日の予算委員会で、立憲民主党の岡田克也常任顧問の質問に対し「戦艦を使って、武力の行使も伴うものであれば、これはどう考えても存立危機事態になりうるケースだと私は考える」と答弁していました。

小泉進次郎防衛相が2025年11月10日の衆院予算委員会で、台湾有事を巡る高市早苗首相の答弁への立憲民主党の追及に対し「何を求めているのか、よく分からない」と強く反論しました。高市首相が台湾有事で「存立危機事態」に該当する可能性を明言したことを受けた立民の撤回要求に、小泉氏は現実的な安全保障政策の必要性を主張しています。

立民の追及姿勢に明確な疑問符


立憲民主党の大串博志氏が高市首相の発言の撤回や修正を求めたのに対し、小泉防衛相は明確に反論しました。「岡田氏は、今年ではなく去年の総裁選の発言を引いて議論した」と指摘し、テレビ番組での個別具体的なケースを挙げた議論の一部を引いて指摘を受けるのは妥当ではないと断じました。

高市首相は11月7日の予算委員会で、立憲民主党の岡田克也常任顧問の質問に対し「戦艦を使って、武力の行使も伴うものであれば、これはどう考えても存立危機事態になりうるケースだと私は考える」と答弁していました。これは歴代首相が避けてきた具体的な言及として注目を集めています。

小泉氏は「首相が申し上げていることは、個別具体的なケースを挙げるのではなくて、最終的に政府として、全ての情報を駆使しながら総合的な判断をする。それに尽きる」と政府の基本姿勢を説明しました。

「小泉防衛相の指摘は正論だ」
「立民は何がしたいのか分からない」
「現実的な安保政策を議論すべき」
「岡田氏の質問は筋違いだ」
「政府の判断プロセスは当然のこと」

大串氏は「戦艦を使って武力の行使を伴うものであれば、これはどう考えても存立危機事態になりうるケースである。これを撤回しない、取り消さないという政府の姿勢でいいのか」と追及しましたが、小泉氏の反論は的確でした。

立民の矛盾した要求への痛烈な指摘


小泉防衛相の最も鋭い指摘は、立民の要求の矛盾を突いた部分でした。「岡田氏は外相、副総理も務めた。『個別具体的な事例について、より詳細な基準などを設けて事態認定などをすべきではないか』と言っているのか、『軽々に言うべきではない』。一体どちらを求めているのか」と問いただしました。

この指摘は立民の姿勢の曖昧さを浮き彫りにしています。より詳細な基準を求めるのか、それとも慎重な発言を求めるのか、立民の真意が不明確だということです。外交・安全保障の専門家である岡田氏がこのような矛盾した要求をしていることに、小泉氏は疑問を呈したのです。

小泉氏は続けて「現実を見れば、いざというときに備えて、わが方として、最終的に全ての総合的な情報を駆使した上で全てを判断をすることに尽きるというのは、安全保障の現実を考えた場合に、私はそれが政府として当然のことではないかと思っている」と強調しました。

大串氏は「存立危機事態認定されれば防衛出動だ。すなわち、日本の国として戦争に入るということだ」と重大性を指摘しましたが、これこそが政府が慎重かつ総合的な判断を行う理由です。軽々しく判断するのではなく、あらゆる情報を総合的に検討して決定するという政府の姿勢は、まさに責任ある態度と言えるでしょう。

現実的な安全保障政策の必要性


小泉防衛相の発言は、現在の厳しい安全保障環境を踏まえた現実的な判断に基づいています。台湾周辺では中国の軍事的圧力が高まり続けており、最悪の事態も想定した準備が不可欠な状況です。

高市首相の答弁も「最悪の事態も想定して少し具体的に答弁した」ものであり、抑止力の観点から重要な意味を持っています。中国に対して日本の意志を明確に示すことで、軍事的冒険を思いとどまらせる効果が期待できます。

立民の小西洋之参院議員は「高市総理は本当に危険だ」「勇ましさは浅ましさ」と批判していますが、これは現実から目を逸らした無責任な姿勢です。台湾海峡の安全は日本の安全保障に直結する重要な課題であり、真剣な議論と準備が求められています

存立危機事態は「密接な関係にある他国」への武力攻撃が発生し、日本の存立が脅かされる事態を指します。台湾有事で米軍が攻撃を受けた場合、この要件に該当する可能性は十分に考えられます。

政府の責任ある判断プロセス


小泉防衛相が強調したのは、政府の判断プロセスの適切性です。「最終的に全ての総合的な情報を駆使した上で全てを判断をする」という姿勢は、民主的な政府として当然の責務です。

立民は「戦争に入るという判断をこれまでの内閣は、公式には極めて慎重に判断して、発言も慎んできた」と主張していますが、慎重な判断と必要な準備は両立するものです。平時からあらゆる事態を想定し、適切な対応策を検討しておくことが、むしろ戦争を防ぐ最良の方法なのです。

高市首相も11月10日の予算委員会で、特定の事例を具体的に挙げたことは「反省点」としながらも、発言の撤回は拒否しています。これは政府として一貫した姿勢を示すものです。

小泉防衛相の「立民が何を求めているのか分からない」という発言は、野党の建設的でない姿勢を的確に指摘したものです。安全保障政策について真剣に議論するのであれば、現実的で具体的な提案が必要であり、単なる批判や撤回要求では国民の安全は守れません。

今回の議論を通じて明らかになったのは、高市政権の現実的な安全保障政策と、立民の場当たり的な批判姿勢の違いです。国家の安全を守るためには、毅然とした態度と慎重な判断の両方が必要であり、政府はその責任を果たそうとしているのです。

コメント: 1件

2025-11-10 15:13:51(植村)

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上記の小泉進次郎の活動をどう思いますか?

コメント

小泉進次郎氏と高市早苗総理は「戦艦」と言っています。ですが今の日本に「戦艦」と定義されるものはありません。あるのは「艦船(かんせん」です。立憲民主党の岡田克也常任顧問は質問時に「艦船」と言っています。それに対して高市総理は「戦艦」と返してしまったので、話がねじれてしまっています。ちなみに岡田さんと高市さんが議論をしたのは11/7(金)で、小泉さんが助っ人に入ったときは11/11(月)です。本来ならば、金曜日の夕方から月曜の朝までの時間で、高市総理と小泉防衛大臣に「『戦艦』ではなく『艦船』ですよ、とレクチャーすべきでした。いや、レクチャーしても「戦艦」と使ったのかもしれませんね。
基礎の基礎を間違えている人に、少なくとも用語を適切に使った人を非難する資格はないでしょう。また今回の2人に関しては、もう一度、言葉を勉強しなおして欲しいです。

2025年11月12日 00:47 よしお

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