2025-10-22 コメント投稿する ▼
小泉進次郎防衛相が原子力潜水艦導入を排除せず、安保3文書の前倒し改定にも意欲表明
同日の着任式の訓示では、2022年末に策定された国家安全保障戦略など安保関連3文書の前倒し改定について意欲を表明し、防衛政策の大きな転換点となる可能性が出てきました。 小泉氏は会見で、公党間の合意は重いと強調し、連立合意書の内容を尊重する姿勢を示しました。 小泉氏は会見で、公党間の合意は重いと改めて強調し、装備輸出の緩和にも意欲を示しました。
原子力潜水艦導入を排除せず
自民党と日本維新の会の連立合意書には、長射程ミサイルを搭載し長距離・長期間の移動を可能にする次世代の動力を活用した潜水艦の保有に向けた政策推進が記載されています。小泉氏は会見でこの次世代の動力に原子力が含まれるかと問われ、選択肢を排除しない姿勢を明確にしました。
日本は現在、通常動力型の潜水艦を保有しています。原子力潜水艦は通常型と比べ、長期間の潜航が可能で航続距離が格段に長く、戦略的な抑止力として大きな意味を持ちます。しかし日本は非核三原則を掲げており、原子力潜水艦の保有は核兵器の持ち込みにつながるのではないかとの懸念も根強くあります。
小泉氏は会見で、公党間の合意は重いと強調し、連立合意書の内容を尊重する姿勢を示しました。今後、防衛省内で具体的な検討が進められることになりますが、原子力潜水艦の導入には技術的・財政的な課題に加え、国民の理解を得ることが不可欠となります。
「原子力潜水艦って、日本の非核三原則と矛盾しないの?小泉さん、ちゃんと説明してほしい」
「中国の軍拡に対抗するには原潜が必要かもしれないけど、維持費や人材育成を考えると現実的じゃない気がする」
「あらゆる選択肢を排除しないって、結局何も決めてないってことでしょ。具体性がなさすぎる」
「小泉進次郎が防衛相って時点で不安なのに、原潜とか言い出して大丈夫なのか本気で心配」
「維新と組んだせいで防衛政策まで過激になってる。自公政権の方がまだ慎重だったのに」
安保3文書の前倒し改定に意欲
小泉氏は着任式の訓示で、高市早苗首相が改定作業の指示を出すとした国家安全保障戦略など安保関連3文書の前倒し改定について、真に実効的な防衛力の構築に向け全力で働く所存だと述べました。現行の3文書は2022年12月に策定されたばかりですが、わずか3年足らずで改定作業に入る異例の展開となります。
現行の国家安全保障戦略は、戦後の日本の安全保障政策を実践面から大きく転換するものとして策定されました。反撃能力の保有を認め、防衛費を国内総生産比2パーセントを目標とする水準に引き上げる方針を打ち出しています。防衛力整備計画では、2023年度から2027年度の5年間で43兆円程度という従来とは全く異なる水準の予算規模が設定されました。
自民・維新の連立合意書では、この防衛費水準のさらなる引き上げを念頭に3文書の前倒し改定を明記しています。また、救難など非戦闘目的の5類型に限り防衛装備品の輸出を認めるルールについても、2026年の撤廃を確認しました。小泉氏は会見で、公党間の合意は重いと改めて強調し、装備輸出の緩和にも意欲を示しました。
防衛人材確保が至上命題
小泉氏は会見で、防衛人材の確保を至上命題と位置づけました。自衛隊は少子化の影響で採用が困難になっており、定員割れが深刻化しています。防衛力を抜本的に強化するには装備品の整備だけでなく、それを運用する人材の確保と育成が不可欠です。
小泉氏は地元が神奈川県横須賀市で、米海軍施設や海上自衛隊司令部があることから、初当選以降、安全保障政策に心を砕いてきたと説明しています。しかし、総裁選を2度敗退した経験から、経験不足も指摘されており、防衛相としての手腕は未知数です。
高市首相は21日、日米同盟に関して米国のヘセス国防長官と共に抑止力・対処力を一層強化していく決意を示しました。小泉氏も早期に米国防長官との会談を実施したい意向を示しており、日米同盟の強化を最優先課題としています。
原子力潜水艦の導入検討や安保3文書の前倒し改定は、日本の防衛政策の大きな転換点となる可能性があります。しかし、財源の確保や国民の理解、技術的な課題など乗り越えるべきハードルは多く、小泉防衛相の手腕が問われることになります。非核三原則を堅持してきた日本が、原子力潜水艦という選択肢にどう向き合うのか、今後の議論の行方が注目されます。
 
			       
			       
			       
			       
			       
			       
			       
			       
			       
			       
			       
			       
			       
			       
			       
			       
			       
			       
			       
			       
			       
			       
			       
			       
			       
			       
                    