2025-10-02 コメント: 1件 ▼
小泉進次郎陣営ステマ疑惑:牧島かれん氏主導かつ増税派の政治戦線
その陣営をめぐって、広報担当の牧島かれん氏の事務所がネット掲示板向けに好意的なコメントを流すよう“指示メール”を出していた疑惑が報じられました。 村井氏は財務省出身で、岸田政権下では首相補佐官などを歴任しました。 牧島氏は「事務所がやったこと」として自らの関与を否定しましたが、内部からは「牧島氏の政治的スタンスが色濃く反映されている」との声が上がっています。
小泉進次郎陣営の“ステマ疑惑”と政策布陣
自民党総裁選に立候補した小泉進次郎氏。その陣営をめぐって、広報担当の牧島かれん氏の事務所がネット掲示板向けに好意的なコメントを流すよう“指示メール”を出していた疑惑が報じられました。いわゆるステマ問題です。
単なる選挙戦術の失敗にとどまらず、陣営の政治的な立ち位置や人脈が透けて見える事件になっています。
政策班に並ぶ「増税派」の顔ぶれ
小泉陣営には政策班が置かれ、班長は村井英樹衆議院議員です。村井氏は財務省出身で、岸田政権下では首相補佐官などを歴任しました。岸田文雄元首相の側近として知られ、財務省とも良好な関係を築いてきた人物です。
この人事から浮かぶのは、陣営が減税よりも財政再建を重視する姿勢です。ガソリン税の廃止や消費税減税といった政策は、少なくとも村井氏が関わる体制では通りにくいと見られます。緊縮路線の色が濃い布陣だと言えるでしょう。
ネットを揺らした「ステマ疑惑」
問題となったのは、ニコニコ動画で小泉氏の出馬会見が配信された際に、好意的なコメントを投稿する例文集が陣営から出回ったことでした。
「ビジネスエセ保守に負けるな」
「やっぱり仲間がいないと政策は進まないよ」
「石破さんを説得できたのスゴい」
「泥臭い仕事もこなして一皮むけた」
「高市氏に負けるな」
こうした例文には、高市早苗氏を揶揄する内容も含まれていました。牧島氏は「事務所がやったこと」として自らの関与を否定しましたが、内部からは「牧島氏の政治的スタンスが色濃く反映されている」との声が上がっています。
牧島氏はこれまでも選択的夫婦別姓やLGBT理解増進法の推進に積極的に動いてきた議員で、党内ではリベラル色の強い存在です。高市氏のように保守的な立場を掲げる候補とは正反対に位置します。今回のコメント例文にその対立構図がにじみ出ていたとしても不思議ではありません。
「第4次岸田政権」か、積極財政か
小泉陣営を後押ししているのは、岸田派や菅グループだと言われます。もし小泉政権が誕生すれば、岸田政権の延長線上にある「第4次岸田政権」と揶揄されかねません。減税を訴える高市氏らとの違いは明白で、総裁選は「緊縮財政か積極財政か」を問う選択になる構図です。
ステマ疑惑は、単なる広報の不手際ではなく、そうした政治的な対立の延長線で生じた問題として見るべきでしょう。世論操作を通じて自らの立場を有利に運ぼうとしたのなら、民主主義にとって軽い話ではありません。