2025-10-01 コメント: 1件 ▼
自民党神奈川県連が陳謝 総裁選党員票めぐる混乱と小泉進次郎氏への影響
自由民主党(自民党)の総裁選を巡り、神奈川県連が一部党員票の扱いで混乱を招いた問題について会見を行い、幹事長の梅沢氏が「ミスにより混乱を招いた」と陳謝しました。 梅沢幹事長は「確認不足が原因であり、意図的に操作したものではない」と繰り返し説明しました。 梅沢幹事長は「週刊誌報道は誤解を広めるものであり、県連として抗議する」と述べました。
自民党神奈川県連が陳謝、総裁選党員票めぐる混乱
自由民主党(自民党)の総裁選を巡り、神奈川県連が一部党員票の扱いで混乱を招いた問題について会見を行い、幹事長の梅沢氏が「ミスにより混乱を招いた」と陳謝しました。会長を務める小泉進次郎農林水産大臣をめぐる疑惑報道を受けたもので、県連は「小泉氏に有利に働かせたとの指摘は全くの誤解」と強調しました。
事態の発端は、週刊誌が「総裁選に不当な影響を与えるために党員を離党させたのではないか」と報じたことでした。神奈川県連はこれを否定し、経緯を詳しく説明しました。
経緯と訂正の内容
県連によると、問題となったのは中山展宏元衆議院議員(神奈川9区)が落選後にひも付いていた党員862人です。昨年6月20日付で一斉に離党手続きが行われていました。そのため今回の総裁選で当該党員らに投票用紙が届かず、不満や問い合わせが相次ぎました。
その後、県連は慌てて復党手続きを行い、投票用紙を速達で送付する対応を取りました。梅沢幹事長は「確認不足が原因であり、意図的に操作したものではない」と繰り返し説明しました。
週刊誌報道への反発
梅沢幹事長は「週刊誌報道は誤解を広めるものであり、県連として抗議する」と述べました。会長である小泉進次郎農林水産大臣も同日朝にコメントを発表し、「総裁選に不当な影響を与えかねない内容で遺憾だ」と指摘、記事の訂正を求める考えを明らかにしました。
党員票と総裁選の信頼性
自民党の総裁選は、国会議員票と全国の党員票が大きな比重を占めています。特に都市部では党員票の動向が結果に直結するため、手続きや票の扱いを巡る信頼性は重要です。今回の件は、総裁選の透明性に疑念を生じさせかねないものであり、党内外に波紋を広げています。
今後は、党本部が各都道府県連に対し、党員名簿や手続きの精査を求める可能性も指摘されています。誤解を払拭するには、迅速な説明と透明な手続き公開が不可欠です。