2025-07-31 コメント: 1件 ▼
原口一博氏「立民は敗北した」比例400万票減に危機感 消費税廃止・減税路線へ転換訴え
原口一博氏が立憲民主党の「敗北」を明言 減税路線へ大転換訴え「消費税は廃止一択だ」
立憲民主党の原口一博衆院議員は7月31日、自身のSNSに投稿した動画で、同党が参院選で「敗北した」と明言。「負けを負けとして認めないのはまずい」と、党内の総括姿勢に強い危機感を示した。比例代表での得票数が前回衆院選から400万票以上も減少し、国民民主党や参政党を下回る結果となったことに言及。「このままでは中心にいられなくなる」として、党路線の抜本的転換を訴えた。
参院選の結果は「明確な敗北」 有権者は緊縮財政にNO
今回の参院選では、自民・公明の与党が議席を大きく減らした一方で、立憲民主党は改選22議席を維持するにとどまり、比例得票でも存在感を示せなかった。原口氏は「与党が減れば普通は野党第1党がスイング効果で票を取れる。だが立民は国民と参政の後塵を拝した」とし、民意を取りこぼしたと厳しく分析した。
さらに「自民も立民も緊縮財政。だから有権者は『どうせ大連立するんだろ』と思って投票しなかった。手取りを増やす積極財政の政党に票が集まった」と指摘。立憲民主党が「野党第一党としての立場を自ら手放しつつある」とし、党の路線が有権者の生活実感と乖離していることを危惧した。
「ここまで票を減らしても敗北と認めないのは正直やばい」
「原口さんの言う通り。緊縮路線では誰も支持しない」
「減税もやらない、消費税も触らないじゃ、誰が入れるの?」
「国民民主や参政に抜かれてるのに、何も危機感ないのが一番怖い」
「消費税廃止って立民からは聞こえてこなかった。原口さんくらいだよ言ってるの」
ネット上でも、市民からの冷静な分析と共に、党内の路線修正を求める声が相次いでいる。
「減税路線をバシッとやらないと弾き飛ばされる」
原口氏は今後の選挙戦略について「減税路線をバシッとやらないと、立民は中心ではなくなる。むしろ弾き飛ばされる」と危機感をあらわにした。そのうえで「思い切った行動をしなきゃいかん」と述べ、党内で減税を明確に掲げる路線への転換を目指す考えをにじませた。
とくに消費税については、「消費税は廃止一択。付加価値に罰を与えるなんてあり得ない」と発言。現在の所得・雇用構造では、消費税が逆進的に低所得者層を直撃している現実を踏まえ、思い切った政策転換を促した。
次期衆院選については「2カ月後ぐらいだと思う」とも語り、目前に迫る総選挙に向けて、路線の明確化が急務だと強調した。
“政権交代の受け皿”か、“第二与党”か――立民の岐路
立憲民主党が自民党に対抗し得る“政権交代の受け皿”であり続けるためには、明確な経済政策、特に生活直結の減税や手取り増加のビジョンを打ち出す必要がある。原口氏の発言は、単なる党内批判ではなく、立憲民主党が「国民の選択肢」であり続けられるかを問う警鐘だ。
すでに国民民主党や参政党などは、積極財政や消費税減税を前面に掲げ、一定の支持層を獲得している。立民が“批判する野党”にとどまれば、次期衆院選でさらなる地盤沈下は避けられない。
今後の鍵を握るのは、党内の世代交代と政策の軸足の再構築。そして何より「現場の声」を汲み取る政治姿勢である。