2025-10-24 コメント投稿する ▼
原口一博議員が高市早苗首相を仮面右翼と指摘 松下政経塾の先輩が苦言
立憲民主党の原口一博衆院議員は2025年10月24日、SNSで高市早苗首相について仮面右翼ではないかと疑っていると論評しました。 原口議員は松下政経塾4期生で、5期生の高市首相の先輩に当たります。 原口議員は高市首相について「極右ではないと思っている。 原口議員はこうした経歴を踏まえ「今の高市さんの姿は、仮面右翼ではないかと疑っている。
リベラル色が強かった過去を指摘
原口議員は高市首相について「極右ではないと思っている。移民を止めろとも言わない。外国人政策を見直すと言っているだけだ」との見方を披露しました。
さらに「高市さんは、松下政経塾での研修と並行してアメリカ民主党のリベラル派パトリシア・シュローダー下院議員の事務所で研鑽を積んだ。保守というよりリベラル色が強かった」と振り返りました。
高市首相は1987年、松下政経塾からアメリカ連邦議会に派遣され、民主党下院議員の個人事務所や委員会で議員立法のための調査や分析を行っていました。原口議員はこうした経歴を踏まえ「今の高市さんの姿は、仮面右翼ではないかと疑っている。早く仮面を脱ぎ捨て人間の尊厳と自由のために活躍してほしい」と期待を込めました。
「原口さんって立憲なのに保守寄りの発言多いよね。ポジション謎すぎる」
「仮面右翼って表現が面白い。でも高市さんは一貫してるでしょ」
「松下政経塾の先輩後輩関係って、政治家になってもあるんだな」
「リベラル色が強かったって、それ何十年前の話よ」
「原口さんは野田代表にも苦言呈してるし、立憲内でも浮いてる感じ」
焼肉談義のゆるさを批判
原口議員は立憲民主党の現状についても手厳しい意見を述べました。高市首相と野田代表による焼肉談義なるものを批判する投稿に反応し、「確かに、いくら松下政経塾同門でもここまでだと緊張感がないと姿勢を批判されるだろう」と書きました。
焼肉談義とは、高市首相が21日に国会で首相に選出された後のあいさつ回りで、野田代表と交わしたやり取りを指します。野田代表が「焼肉をごちそうできなくなりましたけど」と語りかけると、高市首相は「焼肉連れて行ってくれるって言ったよね」と応じました。
高市首相は松下政経塾時代、1期生の野田代表が千葉県議選に出馬する際、数か月間も住み込みで応援した縁があります。2011年に野田氏が首相に就任した際も、高市氏は「素直に嬉しく誇らしく思います」とブログに記していました。
野田立憲への危機感表明
原口議員は「野田氏は、そもそもおっとりした性格だ。ギスギスがない人格者でもある」と一定の理解を示しました。「野田氏も私も一部の左翼が持つような偏狭で攻撃的な性質を持たず大抵は鷹揚に構えている」とも述べています。
しかし「問題は焼肉談義のゆるさというより今の野田立憲の姿勢だ」と危機感を示しました。他の野党幹部から「野田立憲の間は、政権を共にする構想すら描けない」「立憲幹部が説教のような口ぶりで協力しろと言う。いくらかつての民主党時代の後輩だからといって酷すぎないか」といった声があったことを紹介しました。
松下政経塾は1979年、パナソニック創業者の松下幸之助氏が私財70億円を投じて設立した政治塾です。全寮制4年制で、国家百年の大計を担う人材の育成を目的としています。2025年10月1日時点で、出身の現役議員・首長は計71名に上ります。
原口議員の発言は、野党第一党としての立憲民主党の結束力の弱さを浮き彫りにしました。同時に、松下政経塾という共通の原点を持つ政治家たちが、党派を超えた関係を維持している実態も明らかになりました。