2025-07-01 コメント投稿する ▼
平井卓也衆院議員、地元放送局を提訴 不起訴報道巡り「名誉毀損」主張の波紋
不起訴でも名誉回復されない?平井議員が放送局を提訴
自民党の平井卓也衆議院議員が、自身に関する報道によって名誉を傷つけられたとして、高松市に本社を置く放送局などを相手取り、損害賠償を求めて高松地方裁判所に提訴した。提訴が行われたのは7月1日で、平井氏本人が明らかにした。
報道内容は、政治資金規正法違反の疑いで告発された件に関するもの。結果として平井氏は不起訴処分となったが、一部メディアが「告発された事実」やその周辺情報を大々的に取り上げたことで、「社会的評価が著しく傷つけられた」として訴訟に踏み切った。
「不起訴なら名誉回復もセットで報道してほしい」
「告発された時だけ大騒ぎ、不起訴はスルー。これメディアあるある」
「地元局が訴えられるって結構大きい話じゃないか?」
「政治家がメディア訴えるのって、圧力にならないか?」
「真実じゃなかったなら裁判で明らかにすべき」
名誉毀損の主張、問われる報道の公平性
今回の訴訟の焦点は、報道内容が「真実か否か」だけでなく、「社会的評価にどれほど影響を与えたか」にもある。名誉毀損の民事訴訟では、事実であっても報じ方次第で「違法」と判断されるケースもある。
平井氏の側は、「不起訴になった事実に言及せず、あたかも罪が確定したかのような印象を与えた報道だった」としており、報道によって政治家としての信頼や選挙基盤に悪影響が生じたと主張している。
一方、放送局側は現時点で正式なコメントを出していないが、「公共の利益に資する報道」であることや「事実に基づいた報道だったか否か」が争点となる可能性が高い。
「マスコミの報道責任っていつも曖昧になってるよね」
「議員だからこそ、正確な情報出してほしいと思う」
「SNSじゃ名誉毀損で簡単に訴えられるけど、テレビはどうなんだ」
「不起訴=無実じゃないから、判断が難しい」
「でも名誉は失われたままなんだよな…」
地方メディアと政治家の緊張関係が浮き彫りに
今回の提訴は、政治家とメディアの間にある根深い緊張関係を改めて浮き彫りにした。特に地元放送局に対する訴訟という構図は、地方政治と報道の距離感を考えるうえで一石を投じる。
地方メディアは、中央メディアよりも地域の政財界との距離が近く、そのぶん報道の中立性や市民への説明責任が強く問われる。一方で、政治家側もメディアとの接点が多く、批判報道に対して「萎縮効果」を狙った訴訟と捉えられる危険もある。
このため、今回の裁判の行方は、今後の地方メディアの報道姿勢や政治家の情報発信にも影響を与える可能性がある。
「告発されたら終わり」社会をどうするか
近年、政治家や著名人に対する「告発」報道が先行し、最終的に不起訴や無罪となっても、その後の報道がなされず、名誉が回復されないケースが後を絶たない。
これは司法の判断よりも、世論の空気によって個人の評価が左右される“告発報道社会”のリスクとも言える。平井氏の提訴は、この風潮に一石を投じるものとして注目されている。
しかし、名誉毀損と報道の自由のバランスはきわめて繊細な問題でもある。司法の場でどのように判断が下されるのかは、政治家に限らず、すべての市民にとっても重要な先例となりうる。