2025-11-29 コメント投稿する ▼
上野賢一郎厚労相にスナック政治資金31万円問題・高市内閣に早くも逆風
上野賢一郎厚生労働相の資金管理団体が2023年から2024年にかけて、東京・赤坂のスナックに計31万4300円を政治資金から支出していたことが2025年11月29日明らかになりました。 2024年には赤坂のスナックに会議費として6万8200円、ファンクラブに行事費として1万7600円を支出していました。
政治とカネ
上野賢一郎厚労相の政治資金31万円がスナックに流れる問題発覚
上野賢一郎厚生労働相の資金管理団体が2023年から2024年にかけて、東京・赤坂のスナックに計31万4300円を政治資金から支出していたことが2025年11月29日明らかになりました。政治資金収支報告書の公開により判明したこの問題は、高市早苗内閣発足直後の新大臣に対する厳しい視線を集めています。
地元・滋賀出身の女性演歌歌手のファンクラブ会費として計2万8600円も支出していたことも同時に発覚し、政治資金の使途について改めて議論が巻き起こっています。
資金の流れが明らかに
上野氏の資金管理団体「うえの賢一郎・政経フォーラム」(滋賀県彦根市)の収支報告書によると、支出の内訳は詳細に記録されています。2024年には赤坂のスナックに会議費として6万8200円、ファンクラブに行事費として1万7600円を支出していました。
2023年にはより多額の支出が確認されており、スナックに3件計24万6100円、ファンクラブに1万1千円をそれぞれ支払っていたとされています。これらの支出はいずれも「打ち合わせ飲食代」という名目で処理されていました。
「スナックで政治の話って本当なの?」
「税金が演歌のファンクラブ費に使われるのはおかしい」
「また政治資金の不適切使用か」
「厚労相がこれじゃ国民は納得しない」
「政治家の金銭感覚はどうなってるんだ」
上野氏の事務所は適正だと主張していますが、国民の疑問は深まるばかりです。上野氏の事務所は共同通信の取材に「情報交換、意見交換に係る経費で、政治目的に従った適正な支出だ」と書面で回答したと報じられています。
政治資金の透明性への疑問
政治資金規正法は政治資金の使途を原則制限していないが、税制上の優遇措置を受ける政治団体によるスナックやラウンジへの政治資金の支出は問題視されてきたという指摘があります。過去にも同様の問題で政治家が批判を浴びており、政治資金の透明性に対する国民の関心は高まっています。
政治資金パーティーとは政治家や政治団体が、パーティー券を売って政治資金を集めるのが主な目的とされる中で、今回の問題は政治資金の適正な使用について新たな議論を呼んでいます。
特に注目すべきは、上野氏が厚生労働大臣という政権の要職に就いていることです。政権の要職を担う立場として丁寧な説明が求められそうだとの見方が広がっています。
過去の問題も浮上
上野氏をめぐっては、今回の問題以外にも政治資金に関する疑問が指摘されています。2022年6月4日、上野が代表を務める「自民党滋賀県第二選挙区支部」が、他の支部からの交付金計約840万円を、政治資金収支報告書に記載していなかったと報じられており、事務所側は「事務的なミス」と説明していました。
また、2024年6月26日、自身が代表を務める政党支部に計1010万円を寄付し、所得税の一部控除を受けていたことも判明しており、道義的な観点から問題視する声もありました。
これらの問題は、政治とカネの問題が繰り返し発生している現状を浮き彫りにしています。自民党の政治資金パーティーを巡る裏金事件が大きな節目を迎えたばかりの時期だけに、新たな問題の発覚は政治への不信を深める可能性があります。