2026-01-17 コメント投稿する ▼
遠藤利明元総務会長が次期衆院選不出馬へ、76歳でスポーツ行政の重鎮が引退
自由民主党の遠藤利明元総務会長は、次期衆議院選挙に出馬しない意向を固めました。周囲には高齢を理由に「潮時だ」と説明しており、2026年1月17日に自身の後援会の会合で正式に表明する見通しです。遠藤氏は76歳で、衆議院当選10回を重ねたスポーツ行政の重鎮として知られています。
スポーツ行政のキーマンとして活躍
遠藤氏は山形県議を経て、1993年の衆議院選挙で旧山形1区から無所属で出馬し初当選しました。その後自民党に入党し、谷垣禎一元総裁の側近として党内で重きをなしてきました。特にスポーツ行政に明るく、2015年には東京オリンピック・パラリンピック競技大会担当大臣に就任しました。
五輪相としての最大の功績は、高額が批判された新国立競技場の設計見直しを手掛けたことです。当初の計画では建設費が2520億円にまで膨れ上がり、国民から強い批判を受けていました。遠藤氏は大臣就任後、設計を白紙に戻して見直しを進め、最終的に1569億円で建設する計画に改めました。東京五輪の成功に向けた基盤整備に尽力した形です。
「遠藤さんは五輪の陰の功労者だと思う」
「国立競技場の問題を収拾したのは大きい」
「76歳なら引退も仕方ないかもしれない」
「山形1区は激戦区になりそうだな」
「スポーツ行政で長年貢献してきた人だ」
党の要職を歴任、2024年まで活躍
遠藤氏は2022年8月には自民党総務会長に就任し、党の意思決定に関わる要職を務めました。総務会長は党の最高意思決定機関である総務会を統括する立場で、党内序列でも上位に位置します。2024年10月の第50回衆議院議員総選挙では10選を果たしたばかりでしたが、高齢を理由に次期選挙への不出馬を決断しました。
遠藤氏は2023年6月からは日本スポーツ協会の会長も務めています。同協会は日本のアマチュアスポーツを統括する公益財団法人で、国民体育大会の主催やスポーツ指導者の育成などを手掛けています。会長職は引き続き務める見通しです。
山形1区の後継候補に注目
遠藤氏の不出馬により、山形1区の自民党候補は空白となります。同選挙区は過去に激戦が繰り広げられてきた地域で、遠藤氏も2000年と2009年の選挙では比例復活や落選を経験しています。自民党は早急に後継候補の選定を進める必要があります。
遠藤氏と同様に高齢を理由に次期衆院選への不出馬を表明する自民党議員が相次いでいます。2026年1月には旧安倍派の高木毅氏も出馬見送りを表明しており、世代交代の動きが加速しています。高市早苗政権は通常国会冒頭での解散も視野に入れており、衆院選の日程次第では候補者選定が急務となります。
遠藤氏は中央大学法学部卒業後、衆議院議員の秘書を経て政治家に転身しました。学生時代はラグビー部に所属し、スポーツへの造詣の深さは若い頃から培われていました。政界引退後もスポーツ振興に携わり続ける意向とみられ、日本のスポーツ行政に長年貢献してきた功績は高く評価されています。