2025-02-14 コメント投稿する ▼
階猛議員、無駄な金利支払いを指摘 国の基金運用に改善求める
階猛議員、国の基金の金利問題を追及
2月14日の衆議院予算委員会で、立憲民主党の階猛議員が政府の基金に対する金利支払いについて厳しく追及した。元銀行員の階議員は、使われていない基金がどれだけ無駄な金利支払いを生んでいるかを指摘し、改善を求めた。
金利支払いの無駄
階議員は、政府が積み上げた約8.1兆円の基金を例に挙げ、「もし使わずに貯めておいたら、年間1600億円もの金利が発生する」と警告。金利が発生する現状を問題視し、民間企業ではこんな無駄な支払いは許されないと訴えた。
各大臣の反応と階議員の指摘
1. 防衛装備移転円滑化基金
中谷防衛大臣は、基金の預金利子が約500万円だと説明。しかし、階議員は「年間20億円の利息支払いをして、その中で500万円の利息収入は意味がない」と批判し、もっと効率的な運用を求めた。
2. 先端国際共同研究推進基金
あべ文部科学大臣は「運用収入が508万円」と回答したが、階議員は「利息支払いが11億円もある中で、収益が500万円程度では足りない」と指摘した。
3. ワクチン生産体制等緊急整備基金
福岡厚生労働大臣は「運用損失が約22億円」と認めたが、階議員は「マイナス金利の時期でも、無駄に金利を支払っていること自体が問題だ」と批判。こうした現状を「往復ビンタ」のようだと形容し、非効率な運用を問題視した。
予算運用の見直しを提案
階議員は、今の金利状況では、必要な時に必要な予算を使うべきだと訴えた。加藤財務大臣は「基金の運用には、支出のタイミングが読めないため、短期運用にせざるを得ない」と説明したが、階議員は「無駄な金利支払いを放置して、財政が厳しい今それを許してはいけない」と反論。基金の運用方法に改善を求めた。
階猛議員は、今の基金運用に無駄が多いことを問題視し、より効率的な予算管理と運用の見直しを強調した