2025-09-20 コメント投稿する ▼
米山隆一が反ワクチン論を批判 「医学への冒涜、本当に誠実さに欠く」と警告
米山氏は医師でもあり、自らの専門的な立場から「反ワクチン論は医学に真面目に携わる人への冒涜だ」と投稿しました。 米山氏はこの動画を引用し、日本でも科学的根拠に基づく冷静な議論が必要だと示唆しました。 SNS上では、米山氏の医師としての立場に基づく強い言葉に賛同する声とともに、反発も見られました。
米山隆一議員、反ワクチン論に強い批判
立憲民主党(立民)の米山隆一衆院議員(57歳、新潟5区)は、SNSで「反ワクチン論者」を強く批判しました。米山氏は医師でもあり、自らの専門的な立場から「反ワクチン論は医学に真面目に携わる人への冒涜だ」と投稿しました。医療現場では、医師が人命を左右する判断に苦慮し、文献を調べたうえで決断していると説明した上で、反ワクチンを唱える人々について「自分好みの怪しい論文を選び、好き勝手なことを言う。本当に誠実さに欠く」と断じました。
発端となったサンダース氏の発言
米山氏の投稿は、米国のバーニー・サンダース上院議員がSNSに投稿した動画を引用したものです。サンダース氏は米疾病対策センター(CDC)やワクチン諮問委員会の人事を巡る動きを批判し、「我々は科学、公衆衛生、真実に対する全面戦争を目撃している」と述べました。さらに「ワクチンは110万人以上の死と5億件の疾病、3200万人の入院を防いできた」と具体的な数字を挙げたうえで、「ワクチンは有効だ。以上」と言い切りました。米山氏はこの動画を引用し、日本でも科学的根拠に基づく冷静な議論が必要だと示唆しました。
反ワクチン論は医学に真面目に携わっている人への冒涜なんですよ
医者の判断って人の生死に関りますから、正しいかどうか真剣に悩んで文献を調べて決断するんです
所が彼らは自分好みの怪しい論文をピックして好き勝手なことを言う
本当に誠実さに欠く方々だと思います
ワクチンは有効だ。以上
SNS上では、米山氏の医師としての立場に基づく強い言葉に賛同する声とともに、反発も見られました。ワクチンをめぐる議論は日米ともに分断の要素を含んでいます。
反ワクチン論争の広がりと課題
反ワクチン論は、インターネットを通じて拡散しやすく、根拠の乏しい情報が科学的事実と同列に扱われるリスクがあります。日本でも接種を巡る判断に影響を与え、接種率低下を招く懸念が指摘されています。米山氏は、科学的根拠を軽視する姿勢が医療従事者の努力を無にすることへの危機感を持っていると見られます。医師である国会議員がこうした問題を公に批判することは、議論に重みを加える一方で、反ワクチン支持層からの強い反発も呼び込む可能性があります。
今後の展開と政治的影響
ワクチン政策は科学と政治が交差する領域です。立民の議員がこうした発言をすることで、国会における感染症対策や科学技術行政の議論にも波及する可能性があります。特に国民の安全と健康を守るために、科学的根拠に基づく施策を重視する姿勢が鮮明になる一方で、自由な言論とのバランスも問われるでしょう。米山氏の発言は、単なる個人の意見にとどまらず、医師と政治家という二つの立場から日本社会に向けられたメッセージとして位置づけられます。