2025-08-13 コメント投稿する ▼
泉健太常任顧問、高校生未来会議で平和と国防を語る 戦後80年の節目に演説
国民の命を守ることを最優先に掲げつつ、「平和、非戦、非核を追求する」との立場を明示した。 「理想を忘れてただ現実に走るのではなく、理想と現実を調整しながら、自由に学び経済活動ができる平和な国をつくるのが政治の役割」と述べ、戦後80年の節目に「理想を追求する勇気」を高校生に求めた。
泉健太常任顧問、高校生に「平和と国防」を語る
8月13日、全国高校生未来会議が主催する「第14回全国高校生未来会議特別編 戦後80年」が開催された。高校生が戦後の歩みを学び、未来へ向けた「高校生平和宣言」を作成することを目的としたこのイベントに、泉健太常任顧問が出席し、政党代表者演説を行った。
泉氏は冒頭、「国を担うというのはそう簡単なことじゃない」と切り出し、「平和と国防は相矛盾する印象を持たれるかもしれないが、私たちはその両方を背負う」と強調。国民の命を守ることを最優先に掲げつつ、「平和、非戦、非核を追求する」との立場を明示した。
「戦争は外交の失敗」外交努力の重要性を訴え
泉氏は「戦争は外交の失敗であるという言葉をぜひ覚えていただきたい」と述べ、外交による解決を最優先にすべきだと説いた。国民に冷静な対応を促す政治の役割についても言及し、「最大限の努力で戦争を回避することが政治家の責任だ」と力を込めた。
さらに自身の長年の取り組みとして、日本戦没者遺骨収集活動を紹介。「80年前の戦争で亡くなった方々の遺骨を集める中で、戦争がいかに深い傷を国と国民に与え続けるかを考えてほしい」と訴えた。
現代の戦争報道に触れたメッセージ
ウクライナ戦争をはじめ、SNSやメディアで戦況が日々伝わる現状を踏まえ、泉氏は「攻略した、前進したといった軍事情報の裏にある悲惨さや痛みを見てほしい」と語った。戦争の現実が遠いものではなく、身近な映像を通して理解できる時代だからこそ、非核と不戦の誓いを現実の政治に落とし込む必要性を強調した。
「理想を忘れてただ現実に走るのではなく、理想と現実を調整しながら、自由に学び経済活動ができる平和な国をつくるのが政治の役割」と述べ、戦後80年の節目に「理想を追求する勇気」を高校生に求めた。
高校生との交流で広がる対話
演説後には、昼食を共にしながらの交流会が開かれた。立憲民主党からは佐々木ナオミ、波多野翼、馬場雄基、松尾明弘の各衆院議員も参加し、高校生たちと和やかな雰囲気でディスカッションを行った。
参加した高校生からは「平和を守る責任の重さを感じた」「戦争を外交の失敗と捉える視点が新鮮だった」といった感想が寄せられた。ネット上でも反応は多様だ。
「泉さんの演説は現実と理想のバランスを感じた」
「非核と国防を両立できるのか、具体策をもっと聞きたい」
「高校生が政治家と議論する機会は貴重」
「戦没者の遺骨収集に取り組んでいるのは立派」
「外交努力を強調する姿勢は共感できる」
政治と距離のある世代が、直接議員と語り合う場が設けられたことは、次世代の政治参加を促す意味でも重要な一歩といえる。