細野豪志氏、過去の「お仕立て券」受け取りを告白　石破首相の商品券問題に疑問

自民党の細野豪志政調会長代理が16日、フジテレビ系の番組「日曜報道 THE PRIME」に出演し、石破茂首相が新人議員との懇談会で1人10万円の商品券を配布していた問題について、「正直、なぜこの時期にこんなことをしたのか」と、疑問の声を上げました。

細野氏は、自身も過去に商品券を受け取ったことがあるのかとの質問に対し、「大昔の話だが…」と前置きしつつ、意外な告白をしました。「家でこの話をしていたら、妻が『昔、あったよ』と言ったんです」と語り、20年以上前に「お仕立て券」をもらったことがあると明かしました。細野氏はその当時の記憶はほとんどないとしながらも、「たんすの奥にそんなものがあったような気がします」と述べ、昔はそうしたことがあったのではないかと振り返りました。

また、石破氏を支持していた細野氏は、昨年の自民党総裁選で石破氏を推薦したことにも触れ、「本当に申し訳ないという気持ちがある。多くの人が石破さんに政治を変えてほしいと思っていた」と、石破首相の立場に対しても理解を示しました。しかし、予算案審議の最中に商品券の配布問題が浮上したことについては、「このタイミングでこういうことが起こるのは、やはり疑問に感じる」との思いを隠しませんでした。

細野氏は2000年の衆院選で民主党から初めて立候補し、静岡7区（現在の静岡5区）で当選。その後も9回当選を果たし、現在に至ります。


- 細野豪志政調会長代理が石破茂首相の商品券配布に対して疑問を呈する
- 自身も過去に「お仕立て券」を受け取ったことを告白