2025-08-27 コメント投稿する ▼
英利アルフィヤ議員が語る「自民党エコーチェンバー」 石破政権下で問われる世代交代と党改革
英利氏は、政治資金問題への対応不足や多様性の欠如こそが自民党が見放される原因であると指摘し、若手女性議員として「空気を読まない人」と見られても発言を続ける覚悟を明らかにした。 こうした指摘は党内では「空気が読めない」と受け止められることもあるが、英利氏は「だからこそ重要な意見だと背中を押してくれる先輩もいる」と語り、自己改革を拒む空気への違和感を率直に表明した。
英利アルフィヤ議員が語る「自民党エコーチェンバー」と世代交代の必要性
自民党の英利アルフィヤ衆院議員(36)は、党内の硬直した体質に危機感を示し、「自民党エコーチェンバー」という言葉で閉鎖的な議論の空気を批判した。石破政権下でも自民党は主要選挙で連敗を重ね、国民の支持を大きく失いつつある。英利氏は、政治資金問題への対応不足や多様性の欠如こそが自民党が見放される原因であると指摘し、若手女性議員として「空気を読まない人」と見られても発言を続ける覚悟を明らかにした。
閉鎖的な党内議論と政治資金問題
英利氏は、参院選後に党内から「総裁を代えれば次の選挙に勝てる」との声が相次いだことに驚きを示した。彼女は「本来自民党が見放されたきっかけは政治とカネの問題だ」と強調し、政治資金収支報告書の不記載などに真摯に向き合ってこなかったことが根本にあるとした。
こうした指摘は党内では「空気が読めない」と受け止められることもあるが、英利氏は「だからこそ重要な意見だと背中を押してくれる先輩もいる」と語り、自己改革を拒む空気への違和感を率直に表明した。
「自民党は“身内の論理”に閉じこもっているように見える」
「資金問題を軽視して総裁の首だけですませるのは欺瞞だ」
「空気を読まない発言こそ必要だ」
「若手からの内部批判を歓迎できない党は変われない」
「国民が求めているのは派閥力学ではなく説明責任」
派閥文化と女性議員の立場
英利氏は現在、麻生派に所属している。派閥の団結力が自身の選挙活動を支えたことを認めつつ、「良き伝統と悪しき慣習の整理が必要」と言及。旧来のしがらみを全面否定はしないが、国民から信頼を取り戻すには透明性と開放性が不可欠だと強調した。
さらに、選択的夫婦別姓については賛成の立場を示し「過激な主張だとは思わない」と断言。自民党内では異論も根強いが、「支援者の属性が発言を縛っている」と分析し、自らは後援会幹部に女性を意識的に入れるなど、女性主体の活動基盤づくりを進めていることを明かした。
「可愛いお嬢さん」扱いと低い期待値
若手女性議員としての活動には、無意識の偏見も向けられる。英利氏は「ただの可愛いお嬢さんだと思っていたら実力あるんだね」と言われた経験や、議員会館で衛視に通行証を求められる場面を紹介し、性別や名前、ルーツで「ここにいるべきではない」と見なされる空気が残っていると語った。これは本人だけでなく有権者に対する侮辱でもあるとし、偏見を乗り越えるためにあえて言うべきことを言う姿勢を示した。
若い世代の声をどう取り込むか
英利氏は「当選回数を重ねると支持者も高齢化し、議員の意識もアップデートされにくくなる」と述べ、若手議員の必要性を訴えた。自身は36歳だが「自分の常識もいずれ次世代に追い抜かれるべきだ」と認め、世代交代こそがジェンダー観を含む意識変革をもたらすと主張している。
石破政権の下、自民党は国民の信頼回復を迫られている。英利氏のように「空気を読まない」と言われても意見を述べる議員が増えるかどうかが、党の将来を大きく左右するだろう。