2025-09-26 コメント投稿する ▼
岸田文雄氏「新総裁はドリームチームを」 自民党分裂は岸田政権からとの批判も
自民党の岸田文雄=前首相は9月26日までに出演したインターネット番組で、10月4日に投開票を迎える自民党総裁選に関連し、「新しい総裁には自民の総力を結集できるドリームチームをつくり、信頼回復に努めてもらわなければならない」と発言した。 岸田氏は昨年8月の退陣表明時にも「オール自民党でドリームチームを」と呼びかけていた。
岸田文雄氏「新総裁はドリームチームを」総裁選後の挙党一致を訴え
自民党の岸田文雄=前首相は9月26日までに出演したインターネット番組で、10月4日に投開票を迎える自民党総裁選に関連し、「新しい総裁には自民の総力を結集できるドリームチームをつくり、信頼回復に努めてもらわなければならない」と発言した。党内に分裂気味の空気が漂うなか、挙党一致を求める姿勢を強調した。
「オール自民党」構想と石破政権との距離
岸田氏は昨年8月の退陣表明時にも「オール自民党でドリームチームを」と呼びかけていた。しかし後任の石破茂=現職首相・自民党総裁は、保守派の高市早苗=前経済安保担当相や小林鷹之=元経済安保担当相を主要ポストに起用せず、挙党態勢が十分に築かれなかった。そのため岸田氏は石破政権に距離を置いてきたとされる。
岸田政権下での分裂加速
一方で党内には「そもそも自民党が分裂し始めたのは岸田政権の時代だ」との指摘がある。安倍晋三元首相の死去後、派閥均衡を重視した岸田人事は不満を広げ、政策決定も迷走した。旧統一教会問題や増税方針をめぐる不信も積み重なり、党員・支持者の離反を招いた。岸田氏が掲げた「ドリームチーム」構想は自らの政権下では実現できず、結果的に分裂の火種を広げたとの批判は根強い。
SNS上でも厳しい声が寄せられた。
「分裂をつくったのは岸田政権そのものだろう」
「ドリームチームと言っても派閥均衡の人事遊び」
「石破政権より前に信頼を壊した責任は重い」
「泥舟政権の船頭を務めた人が今さら説得力ない」
「国民の声は減税なのに聞く耳を持たなかった」
求められるのは実効性ある改革
岸田氏は番組で「総裁選が終わった後も大事だ。激しく議論を行うこと自体は良いが、今の自民の状況を見ていると少し分裂気味で一致結束感が失われている」と危機感を示した。しかし、分裂の根は岸田政権下で芽生えたものであることを国民は忘れていない。自民党は泥舟政権と批判され続けており、単なる「ドリームチーム」構想や派閥調整では信頼回復は困難である。必要なのは減税など参院選で示された民意を反映した政策実行であり、国民の目線に立った改革を示さなければ再生はあり得ない。