2026-02-05 コメント投稿する ▼
小沢一郎氏が中道改革連合を批判、野田共同代表起用に疑問
中道改革連合の小沢一郎前衆院議員が、新党の伸び悩みについて厳しい見方を示しました。2026年2月5日、岩手県奥州市で記者団の取材に応じた小沢氏は、「新党のイメージにならないのが人気の湧かない理由」と指摘し、野田佳彦共同代表の起用についても「昔の名前で出ています」では新党にならないと批判しました。
新党結成も支持伸びず
中道改革連合は2026年1月16日、立憲民主党と公明党の衆院議員172人が参加して結成されました。野田佳彦氏と斉藤鉄夫氏が共同代表に就任し、「生活者ファースト」を掲げて食料品の消費税恒久ゼロなどの政策を打ち出しました。
しかし、各種世論調査では支持率が伸び悩んでいます。日本経済新聞とテレビ東京が1月23日から25日に実施した調査では、比例代表の投票先で中道は13パーセントにとどまり、自民党の40パーセントを大きく下回りました。これは前回選挙時の立憲と公明の合計19パーセントより6ポイント低い数字です。
共同通信が1月31日から2月1日に実施した調査でも、中道の比例投票先は13.9パーセントで、自民党の36.1パーセントに及びませんでした。さらに、中道に「期待しない」との回答が71パーセントに達し、「期待する」はわずか23パーセントにとどまりました。
「新党って言うけど顔ぶれは全然変わってないじゃないか」
「立憲と公明が一緒になっただけで、何が新しいのか分からない」
「野田さんは消費税増税した人でしょ。今さら減税って言われても信用できない」
「小沢さんの言う通り、古い政治家ばかりじゃ期待できないよ」
「中道って名前は覚えやすいけど、中身が見えてこない」
小沢氏の厳しい指摘
小沢氏は2026年1月21日に立憲民主党を離党し、中道改革連合から岩手3区で20選を目指して立候補しています。1990年代の新進党結成など、幾度も政界再編の中心にいた小沢氏は、今回の新党についても当初から懐疑的な見方を示していました。
小沢氏は「当時の幹事長には絶対にダメだと厳しく言ったが、意見は採り入れられなかった」と明かし、野田氏が共同代表に就任したことを批判しました。「昔の名前で出ています」では新党にならないとの発言は、過去の政治家を前面に出しても有権者に新鮮味を感じてもらえないとの趣旨です。
小沢氏は一方で「大いなる政界再編の一歩になればいい」とも述べ、「自民党の大多数は温厚な保守層だから、高市君は必ず行き詰まる。いずれ今回の新党をきっかけに大きな再編になっていく」と将来的な展望を語りました。
終盤情勢で苦戦鮮明に
共同通信が1月31日から2月2日に実施した終盤情勢調査では、中道改革連合の苦戦がより鮮明になりました。自民党は公示前の198議席を超えて単独過半数の233議席を確保する勢いなのに対し、中道は公示前の167議席を大きく割り込む見通しです。
党幹部からは「名前が覚えられていない」「風がない」との焦りの声が漏れています。比例代表では公明党系の候補が名簿上位を占めており、立憲民主党系の重複立候補者の復活枠が狭まっているとの指摘もあります。
中道の苦戦は、新党ブーストが起きなかったことに加え、野田氏が2012年に消費税増税を決定した首相だったという過去が影を落としているとの分析もあります。無党派層の6割が「期待しない」と回答したことは、新党としての魅力が十分に伝わっていないことを示しています。
2026年2月8日の投開票を前に、小沢氏の発言は中道改革連合が抱える課題を浮き彫りにしました。新党結成という形は整えたものの、有権者に新鮮な選択肢として受け止められるかどうかが問われています。