2025-02-21 コメント投稿する ▼
川口市のクルド人問題を巡る衆院予算委員会での議論 石破首相、ルールを守らない外国人との共生は難しいと強調
衆院予算委員会での議論
2025年2月21日、衆議院予算委員会で、埼玉県川口市に住むクルド人について議論が行われました。川口市には約3,000人のクルド人が集住しており、この問題について地元の日本維新の会・高橋英明氏が質問をしました。高橋氏は「クルド人が集中していることが大きな問題になっている」と指摘し、石破茂首相に外国人との共生についての考えを尋ねました。
ルールを守らない外国人との共生は難しい
石破首相は、「ルールを守ることが前提であり、全員が守るとは断言できない」とし、ルールを守らない外国人による犯罪や危害が日本人に及ぶことを断じて許さないと強調しました。首相は、「ルールを守らない外国人と共生はできない」とし、そのような外国人が日本に留まることは許されないとの立場を示しました。
在留資格のない外国人の強制送還
高橋氏は、最近逮捕されたトルコ国籍の男による公園での性的暴行事件などを挙げ、「在留資格のない外国人が多く犯罪を犯す」と説明し、強制送還の早急な実施を求めました。これに対し、石破首相は「不法滞在者の早急な送還は極めて重要だ」と述べ、政府として迅速な対応をする考えを示しました。
政府の対応に疑問を呈する高橋氏
また、高橋氏は、トルコが指定したテロリストが平気で日本に入国している現状を挙げ、「水際対策が十分でない」と政府の対応を疑問視しました。トルコの非合法組織「クルド労働者党(PKK)」の支援者が川口市にいることを問題視したものです。
外国人労働者の受け入れに関する懸念
さらに、高橋氏は外国人労働者の受け入れに関しても批判し、技能実習生の中で毎年1万人ほどが行方不明になっている点を挙げ、「こうした問題に対する対応が十分ではない」と述べました。石破首相は、外国人労働者の受け入れ体制を点検し、各省と連携して問題解決に努める考えを示しました。
川口市のクルド人問題を巡る議論は、多文化共生の難しさを浮き彫りにしました。クルド人は迫害を逃れて日本に来ているものの、ルールを守らない一部の外国人による問題が発生しており、政府としては適切な対応を進める必要があると考えられています。今後、外国人の受け入れと共生をめぐる対応が、社会全体の安全と秩序を守るために重要な課題となるでしょう。