2025-04-21 コメント投稿する ▼
れいわ新選組、参院選沖縄で独自候補擁立を検討 高良沙哉氏支援も視野に政策協定模索
れいわ新選組、参院選沖縄選挙区で独自候補擁立を検討 高良沙哉氏支援の可能性も
れいわ新選組の山川仁衆院議員は4月21日、那覇市の県庁記者クラブで記者会見を開き、今夏の参院選沖縄選挙区において独自候補の擁立を検討していることを明らかにした。同時に、「オール沖縄」勢力が擁立を決定した沖縄大学教授の高良沙哉氏(46)について、政策協定が成立すれば支援する可能性も示唆した。
れいわ新選組の独自候補擁立の背景
山川氏は、れいわ新選組が独自候補を擁立するかどうかは党内で調整中であると述べた。また、高良氏の支援については、「政策協定を結べれば惜しみなく応援できる」と語りつつも、「その前にれいわの独自候補が擁立されると、その話もできない」と牽制した。
政策協定の焦点
山川氏は、政策協定の焦点として以下の課題を挙げた。
- 消費税の廃止
- 自衛隊の南西シフトへの対応
- 米軍那覇港湾施設(那覇軍港)の移設問題
これらの政策課題について、高良氏との協定が成立すれば、れいわ新選組として支援を検討する意向を示した。
「オール沖縄」との距離感
山川氏は、「オール沖縄」について、「『辺野古新基地を止める』という勢力だけで、沖縄の課題が解決できるのかといえば、そうじゃない」と述べ、現状の「オール沖縄」陣営に対して一定の距離感を示した。また、「だめなものはだめだという政治家、政治団体をつくっていかなければいけない」とも語り、独自の政治姿勢を強調した。
参院選沖縄選挙区の情勢
参院選沖縄選挙区では、以下の候補者が立候補を予定している。
- 奥間亮氏(38)=自民党、新人、元那覇市議
- 和田知久氏(65)=参政党、新人、琉球大学名誉教授
- 高良沙哉氏(46)=無所属、新人、沖縄大学教授
高良氏は、「オール沖縄」勢力の統一候補として擁立が決定されている。
れいわ新選組が独自候補を擁立するか、高良氏との政策協定を結んで支援に回るかは、今後の党内調整と政策協議の進展にかかっている。沖縄の有権者にとって、各候補者の政策と姿勢を見極める重要な選挙となる。