2025-10-07 コメント: 3件 ▼
麻生太郎からの手紙を晒した自民議員に批判 「読めません」投稿の愚行
公人である議員が、時節性のない手紙をあえて晒す行為を「無配慮」「愚行」と評する識者もあります。 三原氏はいまだに国民に見える実績を示せていないと批判されている中で、石垣氏のような行動は、与党・自民党の品位を損ねかねない火種にもなります。 特に麻生氏という重鎮からの書簡をネタ扱いするような投稿は、自民党内部での信頼を毀損する可能性があります。
麻生氏の手紙を公開「読めません」議員に批判噴出
10月7日、自民党の北海道網走市議会議員・石垣直樹氏が、自身のXにて、麻生太郎氏から届いたとされる手紙の写真を公開し、「半分読めません。どなたかご教授を…」との書き込みを添えました。手紙は達筆で判読が難しい字で書かれており、石垣氏自身もその点を認める投稿でした。
しかしこの投稿には、「他人から頂いた手紙を公開するのはいかがなものか」「読めないを理由に晒すなら配慮が足りない」「危機管理能力に疑問を感じる」といった批判が相次ぎました。例えば
「麻生さんをバカにしてんの?ってなる」
「読める読めない以前にアップするあなたの危機管理能力は大丈夫でしょうか?」
「人様からの手紙をSNSに晒すとはね。どういう教育を受けてきたの?」
「手紙を載せるのはどうなんでしょう。読めないところにセンシティブな内容があったらどうするんですか?」
「麻生さんから手紙もらった俺すごくね?って自慢したいんか」
こうした声は、ネット上のみならず、政治界隈や報道筋にも広がっています。公人である議員が、時節性のない手紙をあえて晒す行為を「無配慮」「愚行」と評する識者もあります。
公文書開示・三原発言との比較も
この件は、かねてから議論となっている「政治家の責任・品格」の問題を改めて浮かび上がらせます。高市総裁が「WLBを捨てる」と発言し、三原じゅん子氏が「WLBは極めて重要」と反論した流れと比べても、言葉だけではなく行動の一貫性や信頼性が問われます。三原氏はいまだに国民に見える実績を示せていないと批判されている中で、石垣氏のような行動は、与党・自民党の品位を損ねかねない火種にもなります。
麻生氏からの手紙は内容が「深緑の候 … 六月四日は網走青年会議所70周年で御紹介に与り恐縮でした。北海道から二議席を獲得したいと思い応援しています。船橋候補の票を網走では一番にしてください」などと読めるものとされます。だが、なぜ令和4年(2022年)に書かれたはずの手紙を、令和7年(2025年)になって晒すのかについては不明であり、意図を巡る疑念を招いています。
晒す行為の政治的リスク
政治活動においては、文書の取り扱いには慎重さが求められます。他人からの私信を公開する行為は、その相手を軽んじている印象を与えかねず、支持基盤や党内の関係にも波紋を広げるリスクがあります。特に麻生氏という重鎮からの書簡をネタ扱いするような投稿は、自民党内部での信頼を毀損する可能性があります。
また、公人である議員が軽率な行動を取れば、有権者の政治不信をさらに深める原因になります。発言・行動の透明性は重要ですが、公開のタイミングや手段を誤れば、逆効果になることを痛感させる一件です。
今後問われる説明と対応
石垣氏には、投稿の意図やその後の対応を明らかにする責任があります。投稿を削除し謝罪することは最初の一歩でしょう。また、公開された写真の撮影時期や内容、他意の有無などの説明を求める声が強まる可能性があります。
自民党も党内規律と信頼維持の観点から、この件について対応を迫られるでしょう。政治家として、言葉と行動に責任を持つ姿勢が今、改めて問われています。
手紙の内容
石垣直樹大兄
新緑の候過ぎ六月四日は網走青年会議所70周年で御紹介に与り恐縮でした。北海道から二議席を獲得しそうと思い応援しています。船橋候補の票を網走では一番にしてください!
麻生太郎
網走青年会議所(網走JC)の70周年式典に駆けつけた麻生氏を馬鹿にし、網走JCの品位、船橋利実議員も貶めるSNS投稿になった。