2026-01-23 コメント投稿する ▼
那覇市議会前議長に懲役2年8カ月実刑判決、市有地贈収賄で5000万円受領「浅ましく言語道断」
那覇市が所有する土地の所有権をめぐる贈収賄事件で、収賄の罪に問われている那覇市議会の前議長に対し、那覇地方裁判所は2026年1月23日、懲役2年8カ月の実刑判決を言い渡しました。
議長室で5000万円を受領
この裁判は、那覇市議会の議長だった久高友弘被告が、那覇市が所有する土地の所有権をめぐって、便宜を図る見返りに不動産関係者や元総会屋などから現金合わせて5000万円を受け取った収賄の罪に問われたものです。
これまでの裁判で、久高被告は起訴内容を認め、受け取った現金の一部を選挙費用や自宅の修繕などに充てていたと供述していました。
求刑を上回る追徴金
2026年1月23日に開かれた判決公判で、那覇地方裁判所の小畑和彦裁判長は、市議会の議長という立場を利用して多額の賄賂を受け取った事は、議員の職務に対する信頼を深く損ねたなどと指摘しました。
さらに裁判長は、久高被告が金額を指示して賄賂を求めたと認定し、誠に浅ましく言語道断。規範意識の鈍りは、議長室で賄賂を収受したことにも表れていると非難しました。
そのうえで久高被告に対し、懲役2年8カ月と追徴金5000万円の実刑判決を言い渡しました。追徴金は求刑の4000万円を上回る5000万円となりました。
事件の経緯
判決によると、久高被告は2020年12月、市有地の所有権争いで便宜を図る見返りとして、500万円を元総会屋の小池隆一被告らから議長室で受領しました。
2021年2月には、所有権を主張する人物の後見人で飲食店経営の村山末子被告と共謀し、小池被告ら3人から議長室で4500万円を受け取りました。
那覇地方検察庁は2023年12月、久高被告ら5人を起訴しています。うち贈賄罪で在宅起訴されていた不動産コンサルタント元代表の被告は2023年12月に死去したため、地裁による公訴棄却が決定しています。
控訴は未定
久高被告の弁護人は、控訴するかについてまだ何も決まっていないと回答しています。
久高被告は那覇市議会議長を2020年から2021年まで務めていました。事件発覚後、久高被告は2023年10月に議員を辞職しています。