2025-09-23 コメント投稿する ▼
兵庫県議・松井重樹が政務活動費を不正使用し辞職願 虚偽申請に批判集中
兵庫県議会の自民党会派に所属する松井重樹県議(71)=たつの市・揖保郡選挙区=が、虚偽の申請によって政務活動費を不適切に使用していたことが明らかになりました。 松井氏は23日、議員辞職願を提出し、不正を認める発言をしました。 関係者によれば、松井氏は複数回にわたり「翌日に県職員と面会した」とする虚偽の申請を行い、神戸市内のホテル宿泊代を政務活動費で処理していました。
松井重樹県議、虚偽申請で政務活動費を不正使用
兵庫県議会の自民党会派に所属する松井重樹県議(71)=たつの市・揖保郡選挙区=が、虚偽の申請によって政務活動費を不適切に使用していたことが明らかになりました。松井氏は23日、議員辞職願を提出し、不正を認める発言をしました。
関係者によれば、松井氏は複数回にわたり「翌日に県職員と面会した」とする虚偽の申請を行い、神戸市内のホテル宿泊代を政務活動費で処理していました。過去5年間で宿泊費や交通費に充てた政務活動費は約180万円にのぼるとされます。
松井氏の弁明と辞職の意向
松井氏は報道陣の取材に応じ、「政活費の請求に職員名を使って提出したことに気が付いた。『おい、松井どうした』と我に帰った」と釈明しました。不正使用を認めた上で、180万円を会派に返却する意向を示し、すでに一部を返却済みとしています。
県議会は今後、辞職願の取り扱いを協議し、刑事告発を含めた対応を検討する方針です。不正に対して厳しい視線が集まる中、議会としての姿勢が問われています。
「議員辞職は当然だろう」
「180万円返して済む話ではない」
「おい松井どうした、は冗談にならない」
「また政治とカネ問題かとあきれる」
「刑事告発まで進めるべきだ」
SNSではこうした声が相次ぎ、軽率さや説明不足に対する批判が広がりました。
不適切発言の前歴
松井氏は8月の県議会総務常任委員会で、斎藤元彦知事が繰り返し述べる「真摯に受け止める」という言葉をやゆし、「真摯に答える、真摯に答える。これを心神喪失と言うんだなと周囲で笑い飛ばしている」と発言していました。その後、不適切だったとして謝罪に追い込まれています。
今回の政務活動費問題は、過去の発言と合わせて松井氏の政治姿勢に疑問を投げかける結果となりました。
県議会と有権者への影響
政務活動費は議員の政策立案や調査研究のために支給される公的資金です。不正使用は有権者の信頼を大きく損ない、議会全体の透明性も問われます。兵庫県議会ではこれまでも政務活動費の不適切支出が問題視されており、制度そのもののあり方やチェック体制の強化が議論になる見通しです。
松井氏の辞職は既定路線となりつつありますが、不正の背景や管理体制にメスを入れなければ、再発防止にはつながりません。県議会がどのように対応するかが、県民の信頼回復のカギとなります。