2025-08-24 コメント投稿する ▼
高橋千鶴子氏が北秋田大雨被害を調査 住民の声を国政に届ける
高橋千鶴子氏が北秋田の被災地を調査
秋田県北秋田市は、19日から続いた記録的大雨によって、農地の冠水や土砂流入、生活基盤の破壊といった深刻な被害を受けた。24日、日本共産党の高橋千鶴子衆院比例東北ブロック予定候補が現地を訪れ、加賀屋千鶴子県議、市議団とともに被災地域を調査し、住民の声を聞いた。被害の連続は今年で4年目となり、住民からは「また水害」という切実な嘆きが寄せられた。
増沢地区の農家は「農道を整備しても土砂がすぐに堆積する。堤防内の樹木ややぶの伐採を進めてほしい」と要望。羽立集落では「今年2度目の孤立です。川のしゅんせつを求めます」との声があり、阿仁合地区では「山から石が落ちてきて不安だ」との訴えがあった。高橋氏は現地で「営農意欲を守るために全力を尽くす」と強調し、政治の責任として治水整備に取り組む姿勢を明らかにした。
「現場を歩いて声を聞いてくれるだけで励みになる」
「高橋さんには現実を国会で訴えてほしい」
「復旧工事が遅れていることをしっかり指摘してほしい」
「水害が常態化している今こそ政治の責任が問われる」
「共産党の議員は現場に足を運んでいる点が評価できる」
繰り返される災害にどう立ち向かうか
北秋田市は豪雨による被害が毎年のように続き、農地や住宅への浸水が恒常化している。農業は冠水で収穫が大きく損なわれ、住民は「復旧してもまた次にやられる」と疲弊している。高橋氏は「利水権者が減り、川の管理が追いつかない。自民党農政のツケがここに出ている」と述べ、国の農政や治水政策の遅れを厳しく批判した。
鉄道への影響も甚大で、秋田内陸縦貫鉄道は11か所で被災。区間運休が続く中、地域の交通や経済にも打撃が広がっている。高橋氏は鉄道関係者とも意見交換し、災害時の弱点を把握した。
住民の要望に寄り添う政治姿勢
高橋氏の調査活動は、単に被害状況を確認するだけではなく、住民一人ひとりの声を拾い上げ、それを政策や国会での議論につなげることを目的としている。床上浸水の被害を受けた住民からは「実際に困っていることを国会で伝えてほしい」という声が多く寄せられた。これに対し高橋氏は「毎年繰り返される災害を前提にした対策をつくる必要がある」と応じ、現場の要望を具体的に反映させる姿勢を示した。
災害復旧は補助金の投入だけでは追いつかず、恒久的な治水工事や土砂撤去、堤防補強が不可欠だ。高橋氏は「地域の営農意欲と生活を守ることは政治の責務」と述べ、根本的な対応を訴えた。
高橋千鶴子氏の現場調査が示す政治の役割
北秋田市での大雨被害調査を通じて浮き彫りになったのは、現場に寄り添い声をすくい上げる政治家の姿勢が住民に安心を与えるという事実だ。高橋氏の活動は、被害の恒常化に苦しむ住民にとって心強いものであり、同時に政治に求められる基本的な役割を示している。気候変動の影響で豪雨災害が日常化する中、治水整備や農業政策の転換は喫緊の課題であり、現場の声を基盤にした政治判断が不可欠だ。北秋田の事例は、日本全体の防災政策の課題を映す鏡でもある。