高市早苗首相、安倍晋三元首相の遺影携え伊勢神宮参拝「もう一度連れてきたかった」

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高市早苗首相、安倍晋三元首相の遺影携え伊勢神宮参拝「もう一度連れてきたかった」

高市早苗首相が2026年1月5日、三重県伊勢市の伊勢神宮を参拝し、その際に安倍晋三元首相の写真を携えていたことを明かしました。年頭の記者会見で記者から質問を受けた高市首相は、恩師でもある安倍氏との深い絆を語り、感謝の気持ちを込めて伊勢神宮に報告したと述べています。

亡き恩師を伊勢神宮に招く


高市首相は記者会見で、安倍元首相の写真を広げて橋の上から両岸を見てもらったと説明しました。持参した写真は、安倍氏が2016年の伊勢志摩サミットでG7各国首脳とともに伊勢神宮を参拝した際のものと、遺影として使われた写真の2枚でした。

高市首相は感極まった様子で語りました。安倍元首相は内閣総理大臣として新年の参拝を9回行っており、伊勢神宮と深い縁がありました。高市首相は「安倍総理をもう一度伊勢神宮に連れて来てあげたかった」と述べ、「伊勢神宮に参りましたよ、安倍総理も再び一緒に来られましたよ、という気持ちを感謝の心とともにお伝えしたかった」と心情を吐露しました。

「高市さんらしい心温まるエピソードだと思う」
「安倍さんも天国で喜んでいるだろうな」
「この絆の深さが伝わってきて涙が出そうになった」
「政治家としての筋の通し方が素晴らしい」
「師弟関係の理想的な形を見た気がする」

安倍元首相は2022年7月8日、奈良市での参院選街頭演説中に銃撃され、67歳で亡くなりました。憲政史上最長の通算3188日にわたり首相を務め、アベノミクスや積極的な外交で知られていました。高市首相にとって安倍氏は政治的な後見人であり、2021年と2025年の自民党総裁選では全面的な支援を受けていました。

歴代首相の恒例行事として定着


歴代首相による年始の伊勢神宮参拝は、1967年の佐藤栄作首相以降、毎年恒例となっています。2024年は元日に能登半島地震が発生したため、当時の岸田文雄首相が参拝を取りやめましたが、今回が高市首相にとって首相就任後初めての参拝となりました。

高市首相は2025年10月21日に第104代首相に就任し、日本初の女性首相となりました。安倍元首相の政策を継承する姿勢を鮮明にしており、経済安全保障の強化や積極財政を掲げています。今回の伊勢神宮参拝でも、安倍氏への敬意と感謝を示すことで、その継承者であることを内外に印象づけました。

2026年の政権運営に決意


参拝後の年頭記者会見で、高市首相は2026年の抱負を語りました。1月23日に召集される通常国会では、2026年度予算案の早期成立を目指すとともに、国家情報局の創設や経済安全保障推進法の改正案などの審議を予定しています。

高市首相は年頭所感で、昭和の始まりから100年の節目にあたる2026年を、改革断行の年と位置づけています。先人の英知に学びながら、変化を恐れず必要な改革を進めると強調しました。

高市首相と安倍元首相の関係は、単なる政治的な師弟関係を超えたものでした。高市首相は第1次安倍内閣で初入閣を果たし、その後も安倍氏の薫陶を受けながら政治家として成長してきました。2012年の総裁選では推薦人として名を連ね、広報本部長として選挙戦を支えました。

今回の伊勢神宮参拝で安倍元首相の写真を携えたことは、高市首相の政治家としての信念と人間性を象徴する出来事といえます。恩師への感謝を忘れず、その遺志を継いで国政に臨む姿勢が、多くの国民の心を打ちました。

高市首相は2026年、内政・外交ともに課題が山積する中で政権運営の舵取りを担います。春には初の訪米を実現し、トランプ米大統領との関係構築を図る予定です。中国との関係改善や、日本維新の会との連立維持など、難しい政治課題に直面していますが、安倍元首相の教えを胸に、強いリーダーシップを発揮することが期待されています。

安倍路線の継承を鮮明に


高市首相の政策は安倍元首相の路線を色濃く受け継いでいます。経済政策では、大規模な金融緩和と積極財政を組み合わせた「サナエノミクス」を掲げ、アベノミクスの発展形として位置づけています。防衛力の強化やインテリジェンス機能の充実など、安全保障面でも安倍氏の主張を踏襲しています。

高市首相は所信表明演説でも、安倍元首相と同じ山口県出身の吉田松陰の言葉を引用しました。これも安倍氏の後継者であることを強調する意図があったとみられています。保守層からの期待は高く、ネット上では高市首相への支持が広がっています。

一方で、高市首相の政治姿勢には課題も指摘されています。通常国会では122兆円超の過去最大規模の予算案を審議しますが、財政規律への懸念から長期金利の上昇や円安が進行しています。市場関係者の間では、責任ある積極財政が実現できるかどうかを注視する声が上がっています。

また、中国との関係も重要な課題です。高市首相は台湾有事に関する発言で中国側の反発を招いており、関係改善には慎重な対応が求められます。11月に中国で開催されるAPEC首脳会議での習近平国家主席との会談実現に向けて、外交努力を続ける方針です。

連立政権の運営も試金石となります。日本維新の会との連立は成立しましたが、衆院議員の定数削減法案など政策の調整が必要です。国民民主党との連携も模索しており、所得税の非課税枠を178万円に引き上げることで合意していますが、連立協議入りの可能性も取り沙汰されています。

高市首相にとって最初の大きな試練は、通常国会での予算案審議と重要法案の成立です。国家情報局創設法案や経済安全保障推進法改正案は、野党からの慎重な審議が予想されます。国民の不安を払拭しながら、必要な法整備を進める説明責任が問われます。

今回の伊勢神宮参拝で安倍元首相への思いを語った高市首相は、恩師の遺志を継ぐ決意を新たにしました。安倍氏が目指した憲法改正や経済再生、外交の強化といった課題に、女性初の首相として取り組む姿勢を示しています。2026年は高市政権にとって正念場の年となりそうです。

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2026-01-05 17:30:21(藤田)

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