2025-06-27 コメント投稿する ▼
共産党が山内かなこ氏を自主支援 参院選宮崎で自公少数化を目指す共闘戦略
参院選宮崎 共産党が山内かなこ氏を自主支援
自公政権を少数に 比例躍進と連携で政治転換を目指す
共産、宮崎選挙区で独自候補擁立せず 立民・山内氏を支援へ
日本共産党宮崎県委員会は6月27日、今夏の参院選(7月3日公示、20日投開票)において、宮崎選挙区(改選数1)に独自候補を擁立せず、立憲民主党公認の新人・山内かなこ氏を「自主的に支援する」と発表した。これは、19日に行われた日本共産党・田村智子委員長と立憲民主党・野田佳彦代表との党首会談で確認された「参院でも自公を少数に追い込む」ための連携方針に基づく対応だ。
県委員会は同日付で発表した文書の中で、「自民党政治を終わらせるために比例における日本共産党の躍進と、宮崎選挙区における山内かなこ氏の勝利に全力を挙げる」と表明。政権交代の可能性を切り開くため、選挙区と比例での役割分担を明確にして共闘体制を敷く方針を打ち出した。
自主支援の意味 「推薦」ではなく共闘の一形態
共産党が「自主支援」とする場合、候補者や他党との公式な推薦・協定は結ばず、あくまで独自の判断で支援活動を展開する。これは党の立場を明確に保ちながらも、選挙区での与党勝利を阻止するために柔軟に連携を進める方策の一つだ。
宮崎選挙区は自民の地盤が強固とされる中、野党候補の一本化により一騎打ちの構図が形成される可能性が高い。山内氏が無所属でなく立憲民主党の公認を受けた候補であることも、今回の支援決定に影響したとみられる。
共産党関係者は「政策的一致があるかぎり、私たちは政権交代を望む勢力と力を合わせる。山内氏の立候補は自公少数化への現実的な選択肢だ」と語っている。
「一本化ありがたい。勝てる戦にしてほしい」
「共産が候補を出さないってすごく勇気のいる判断」
「自主支援って何? でも与党を減らすって意味なら賛成」
「山内さんには政権交代の旗をしっかり掲げてほしい」
「比例は共産、選挙区は立民。この住み分けなら応援する」
比例は「共産党」へ 政権交代の二段構え
一方、日本共産党は比例代表においては全国での得票増を狙い、「比例は共産党へ」と訴える構えだ。宮崎でも同様に、選挙区では山内氏の支援に回りつつ、比例票では党の候補者と政策を前面に押し出す。
田村智子委員長は党首会談の場で、「選挙区ごとの判断を尊重しながら、比例での躍進に集中することが政権転換への道を拓く」と発言。あくまで「選挙区と比例は別戦線」として、共闘と党独自の存在感を同時に打ち出す方針だ。
自公過半数阻止へ 宮崎でも風穴を開けるか
今回の共産党の決断は、与党による一強体制に風穴を開ける試みとして注目されている。特に宮崎は過去の国政選挙で自民が連勝を重ねてきた地域だが、野党が一枚岩となることで新たな可能性が見えてきた。
県内の市民団体も、「選挙区での共闘を歓迎する」とのコメントを発表。草の根の運動を通じて、山内氏の政策と人柄を地域に広げようとする動きも出てきている。
「山内さんは地元で信頼されてる人」
「もう一度、選挙で希望を感じたい」
「自公以外にちゃんとした受け皿があるとわかれば人は動く」
「宮崎でも変化の兆し。風向き変えてほしい」