2026-02-09 コメント投稿する ▼
島田洋一氏が議席失う、拉致問題解決へ民間の立場から活動継続を表明
2026年2月8日に投開票された衆議院議員総選挙で、北朝鮮による拉致問題の解決に長年取り組んできた日本保守党前職の島田洋一氏が議席を失いました。島田氏は比例代表近畿ブロックから立候補しましたが、同党は議席を獲得できず、わずか1年3カ月の国会議員活動に終止符を打つことになりました。
国際政治学者から国会議員へ、そして再び研究者に
島田氏は2024年10月の前回衆院選で比例代表近畿ブロックから日本保守党公認で立候補し、初当選を果たしました。国際政治学者として長年活動してきた島田氏にとって、68歳での国会議員デビューは大きな転機となりました。
しかし2026年2月8日の衆院選では、自民党の高市早苗氏への支持が大きく広がった影響を受け、日本保守党は議席獲得に至りませんでした。島田氏は9日、自身のユーチューブ番組で「残念ながら議席を失ったが、1年3カ月の議員経験で国会議員がいかに国際政治の動きを知らないか痛感した」と語りました。
島田氏はさらに「今後は本来の国際政治の研究者として積極的に発信していく。拉致問題の解決にも民間の立場から活動していく」と述べ、国会議員としての活動は終わっても、拉致問題への取り組みは継続する意向を示しています。
「島田先生が落選とは残念すぎる」
「拉致問題に本気で取り組む議員が減ってしまった」
「国際政治の専門家が国会にいないのは日本の損失」
「民間の立場でも頑張ってほしい」
「保守党が議席取れなかったのが悔しい」
拉致問題のもう一人の闘士も議席失う
同じく拉致問題の解決に尽力してきた無所属前職の松原仁氏も、今回の選挙で議席を失いました。松原氏は当選9回、民主党政権で拉致問題担当相を務めた経験を持つベテラン議員です。
東京26区で自民党新人の元財務省課長補佐、今岡植氏に約1万票差で敗れた松原氏は、フェイスブックへ投稿した動画で「有権者の気持ち、民意を謙虚に受け止めたい。政治家としてこれからも頑張っていく。拉致問題など喫緊に解決しなければならない課題に取り組んでいく」と話しました。
拉致問題の解決に長年取り組んできた2人の国会議員が同時に議席を失ったことは、拉致被害者家族や支援者にとって大きな痛手となっています。
国際政治の知見を国会に持ち込んだ1年3カ月
島田氏は国際政治学者として、特に北朝鮮問題や日米同盟、安全保障政策の専門家として知られていました。2024年10月の初当選後、国会議員として活動する中で、日本の安全保障政策や国際情勢への対応について積極的に発言してきました。
今回の敗戦を受けた動画配信で島田氏が「国会議員がいかに国際政治の動きを知らないか痛感した」と述べた言葉は、研究者として国会の内側を見た率直な感想と受け止められています。
島田氏は今後、本来の国際政治研究者としての立場に戻り、学術的な発信を強化していく方針です。同時に拉致問題については「民間の立場から活動していく」と明言しており、国会議員ではなくなっても、この問題への関与を続ける姿勢を示しています。
拉致問題解決への道のりは依然険しく
北朝鮮による日本人拉致問題は、1970年代から1980年代にかけて多数の日本人が北朝鮮に拉致された事件です。2002年に5人の被害者が帰国しましたが、それ以降進展は見られず、多くの被害者が帰国できないままとなっています。
拉致被害者の家族も高齢化が進んでおり、時間的な猶予は残されていません。島田氏や松原氏のような拉致問題に熱心に取り組む国会議員が減少することは、問題解決への道のりをさらに険しくする可能性があります。
島田氏は民間の立場から、松原氏は政治家として、それぞれの立場で拉致問題の解決に向けて活動を続けると表明しています。拉致被害者の一刻も早い帰国実現に向けて、両氏の今後の活動が注目されます。