2025-05-28 コメント投稿する ▼
自民党、参院比例に岸博幸氏擁立 経済専門家としての実績と知名度に期待
岸博幸氏、参院比例代表で自民から出馬へ 知名度と経済知見を武器に
自民党は5月28日、今夏に予定されている参議院選挙の比例代表候補として、元経済産業省官僚で経済評論家としても著名な岸博幸氏(62)の擁立を内定した。政府関係者によると、同日に岸氏から出馬の意思を確認し、党内での調整を進めてきたという。岸氏はテレビの報道番組などでの鋭い経済分析で広く知られており、その知名度と政策力を買われた格好だ。
経済官僚から評論家、内閣参与へ 岸博幸氏の多彩な経歴
岸氏は慶應義塾大学経済学部を卒業後、旧通商産業省に入省。小泉内閣時代には経済財政政策を担う補佐官として構造改革に関与し、その後、菅義偉政権では内閣官房参与を務めた経験を持つ。政策面では成長戦略や規制改革、広報の立案を担い、政府の経済政策形成にも深く関与してきた。
テレビやラジオ番組でのコメントも多く、経済に疎い層にも分かりやすい言葉で説明する姿勢が評価されている。2023年には自身が多発性骨髄腫に罹患していることを公表したが、現在も治療を続けながら精力的に活動している。
「知名度候補」戦略を鮮明に 鈴木大地氏も選挙区で起用
同じ28日、自民党は東京選挙区の候補者として、元競泳金メダリストで初代スポーツ庁長官の鈴木大地氏(58)を正式に公認すると発表。岸氏と鈴木氏、いずれも知名度の高い人物を前面に押し出すことで、無党派層への浸透を図る狙いがある。
特に比例代表枠では、個人名での投票が鍵を握るため、テレビなどで顔が知られている岸氏の起用は、浮動票の獲得につながると見られている。
ネット上の反応も賛否分かれる
SNS上では、岸氏の出馬について様々な意見が寄せられている。
「病気を抱えながらも出馬する姿勢に感動した。応援したい」
「経済に詳しい政治家がもっと増えてほしい。期待してます」
「知名度だけで候補を決めるやり方に疑問。政策本位で選んでほしい」
「岸さんの話はいつも理路整然としていて信頼できる」
「最近テレビで見かけなかったと思ったら、出馬準備してたのか」
健康面への懸念や、知名度優先の党の方針に対する批判もあるが、政策通として知られる岸氏の登場は、参院選の注目点の一つとなりそうだ。