2025-05-26 コメント: 1件 ▼
「チームみらい」平理沙子氏が参院選・大阪選挙区に挑戦 子育て支援の社会的仕組み改革を掲げ出馬へ
平理沙子氏、参院選大阪選挙区に挑戦 子育て支援の「仕組み改革」を訴え
大阪・泉佐野市出身の平理沙子氏(34歳)が、今夏の参議院選挙・大阪選挙区への立候補を表明した。政治団体「チームみらい」から公認を受け、新人として挑戦する。26日に大阪市内で開いた記者会見では、3人の子どもを育てる母親としての実体験を踏まえ、「子育てを家庭の問題にとどめず、社会全体で支える仕組みに変えていきたい」と語り、国政への意欲をにじませた。
現場で感じた子育ての課題を政治に反映
平氏はこれまでIT企業の広報やスタートアップでの勤務経験を積んだ後、現在はフリーランスとして企業のPR支援を行っている。仕事と子育てを両立する中で、多くの家庭が孤立し、支援の手が届きにくい現状に疑問を抱くようになったという。「現場の声が政治に届いていない」との問題意識が立候補の原動力だ。
また、会見では「子どもを育てながら働く母親が直面する壁は想像以上に高い。もっと柔軟で多様な支援策が必要」と語り、制度改革に取り組む姿勢を強調した。
大阪選挙区は熾烈な争いに
大阪選挙区(改選数4)は全国的にも注目度の高い選挙区のひとつ。現職から新人まで、主要政党がそろって候補者を擁立しており、激戦は避けられない情勢だ。すでに名乗りを上げているのは、立憲民主党の新人・橋口玲氏や、日本維新の会から出馬予定の岡崎太氏・佐々木理江氏、公明党の現職・杉久武氏、共産党の元衆院議員・清水忠史氏など、実力者揃いの構図となっている。
その中で、「無所属系」ともいえるチームみらいからの平氏が、どこまで存在感を発揮できるかが今後の焦点だ。無党派層や若年層、子育て世代の支持をどこまで広げられるかがカギになる。
SNSでもさまざまな反響
平氏の出馬表明を受けて、SNSでは賛否を含めて多くの声が上がっている。
「子育てを経験してきた人が国会に必要。声を届けてほしい」
「政治に新しい風が吹く予感。期待したい」
「チームみらいってどんな団体?政策をもっと知りたい」
「正直、無名すぎて通るのは厳しいと思うけど、応援はしたい」
「子育て支援の話は共感するけど、具体策が見えないな…」
「チームみらい」が掲げる政治参加の形
平氏が所属する「チームみらい」は、社会の一線で働く一般市民が政治に参加しやすくすることを理念とする政治団体で、近年じわじわと注目を集めている。専門性と当事者性を重視する同団体の姿勢は、既存の政党にはないスタイルとして関心を呼んでいる。
平氏自身も「私は特別な人間ではなく、ごく普通の一市民」と語り、「だからこそ、今の制度の不備や不公平に気づける」と話した。今後は街頭演説やSNSを活用して政策の具体化と支持の拡大に力を入れていくと見られる。