2025-01-29 コメント投稿する ▼
大空幸星氏、若年層の自殺対策の検証と反省を強調
「亡くなった全てのこどもたちの御冥福をお祈りいたします。同時にこの5年間、若年層の自殺対策に取り組んできた者として、成果を出せなかったことを心から申し訳なく思います。」
また、今後の対応についても言及し、「明後日には関係省庁連絡会議も開催され、今後の対応が協議される予定です。」と述べています。
しかし、大空氏は新たな対策の導入よりも、過去20年間の自殺対策の検証が必要であると強調しています。
「なぜ日本の自殺対策は若年層の自殺を減らせなかったのか。その一点に真摯に向き合ってこなかった事実は極めて重いと考えます。」
さらに、若者が自殺対策の議論にほとんど参加していない現状を指摘し、「若年層の自殺対策を議論する場に、当事者である若者は殆ど呼ばれていない。」と述べています。
大空氏は、自殺対策基本法の改正が議員立法によって行われる予定であることを踏まえ、「検証と反省のうえで法改正に臨むことをお誓い申し上げます。」と締めくくっています。
大空氏は、NPO法人「あなたのいばしょ」の理事長としても知られています。
この団体は、2021年から24時間対応のチャット相談窓口を開設し、生きづらさを抱える子どもや若者に気軽に相談してほしいと呼び掛けています。
大空氏は、「話を聞くのを待っている人がたくさんいる」と述べ、同世代のピアサポートの重要性を強調しています。
また、子どもたちの横の関係を活用した支援の必要性を指摘し、「同世代同士の支援を促していくことが大切だ」と述べています。
さらに、学校や家庭以外の第三の居場所の拡充が必要であるとし、「学校というところがユニバーサルな場所であって、本来は居場所として機能するべきなのではないか」と述べています。