2025-12-18 コメント投稿する ▼
自民・萩生田光一幹事長代行が訪台 頼清徳総統と会談調整、日中関係悪化の中で示す日台連携
今回の訪台は、地方議員を含めた交流という形式を取りながらも、実質的には日台関係を重視する日本の姿勢を示す動きと受け止められています。 日華懇所属の自民党議員は「台湾は日本にとって重要なパートナーであり、中国の反応を恐れて交流を控えるべきではない」と述べ、今回の訪台の意義を強調しています。 今回の訪台は、日中関係が悪化する局面と重なっています。
自民・萩生田光一幹事長代行が訪台へ 日台関係強化の意思を明確化
自民党の幹事長代行・萩生田光一氏は、2025年12月21日から23日の日程で台湾を訪問する予定です。台湾外交部の発表によると、萩生田氏は地元・東京都八王子市の自民党市議らと同行し、頼清徳総統との会談を調整しています。日中関係が悪化する中での訪台となり、日本の与党幹部による明確な政治メッセージとして注目を集めています。
萩生田氏は超党派の議員連盟「日華議員懇談会」の幹事長を務め、長年にわたり台湾との関係強化に取り組んできました。今回の訪台は、地方議員を含めた交流という形式を取りながらも、実質的には日台関係を重視する日本の姿勢を示す動きと受け止められています。
相次ぐ日本国会議員の訪台と背景
台湾外交部によると、2025年12月下旬から2026年1月上旬にかけて、日本の国会議員およそ30人が台湾を訪問する予定です。訪台予定者には、前法務大臣・鈴木馨祐氏や前首相補佐官・長島昭久氏が含まれ、関係者によれば元外務大臣・河野太郎氏も12月24日から26日に台湾を訪れる見通しです。
この一連の動きは偶発的なものではなく、日台間の政治対話を意図的に厚くする流れと位置付けられます。とりわけ、萩生田氏は首相に近い与党中枢の一人であり、その訪台は象徴性が高いとされています。日華懇所属の自民党議員は「台湾は日本にとって重要なパートナーであり、中国の反応を恐れて交流を控えるべきではない」と述べ、今回の訪台の意義を強調しています。
「今こそ台湾との関係をはっきり示すべきだと思う」
「中国の顔色をうかがう外交はもう限界だ」
「萩生田さんが行く意味は大きい」
「日台の連携強化は日本の安全保障にも直結する」
「高市政権の姿勢が行動で示された形だ」
日中関係悪化と台湾情勢の緊張
今回の訪台は、日中関係が悪化する局面と重なっています。中国は台湾問題を「核心的利益」と位置付け、日本の政治家による台湾訪問に強く反発してきました。特に近年は、軍事演習の常態化や外交圧力の強化など、台湾周辺の緊張が高まっています。
こうした中、首相・高市早苗氏は2025年の臨時国会で、台湾有事が日本の存立を脅かす場合、集団的自衛権の行使が可能となる「存立危機事態」に該当し得ると答弁しました。この発言に対し、中国は強く反発し、日本に対する外交的圧力を強めています。
しかし、日本政府内では、台湾海峡の安定が日本の安全保障と経済に直結するとの認識が共有されています。台湾は日本にとって、海上交通路の要衝であり、半導体をはじめとする重要産業のパートナーでもあります。台湾の安全は日本の安全と不可分との見方が、与党内でより鮮明になっています。
政治的メッセージとしての訪台
萩生田氏の訪台は、単なる友好訪問にとどまらず、中国の圧力に屈しない姿勢を示す政治的行動といえます。日中関係の安定は重要である一方で、日本が自国の安全や価値観を犠牲にしてまで中国に配慮する必要はないという考え方が、与党内で強まっています。
とりわけ高市政権下では、自由、民主主義、法の支配といった価値を共有する国や地域との連携を重視する外交姿勢が明確です。台湾との関係強化も、その延長線上に位置付けられます。萩生田氏の訪台は、日台関係を「非公式だが実質的に強固な関係」として維持・発展させる意思表示となります。
今後、中国側がどのような反応を示すかは不透明ですが、日本の政治が萎縮せず、主体的に行動できるかどうかが問われています。今回の訪台は、日本外交の方向性を内外に示す重要な一歩となりそうです。