2025-05-01 コメント投稿する ▼
中田フィッシュ氏が参院選出馬表明 ダンサーから政治家へ、路上経験を政策に
プロダンサーから政治の世界へ 中田フィッシュ氏、自民から出馬
プロダンサーとして活動してきた中田フィッシュ氏(39)=本名・中田啓之=が、今夏の参議院選挙の比例代表に自民党から立候補することを正式に表明した。5月1日に都内で記者会見を開き、「路上から社会をつなぎなおす」をスローガンに掲げ、政治の世界に挑戦する決意を語った。
「路上」から見えた社会の分断
中田氏はストリートダンサーとして、長年にわたり子どもや若者と向き合ってきた。公園や広場でダンスを教えながら、地域社会からこぼれ落ちそうになっている人たちの存在に気づかされたという。「町内会や自治会が機能しなくなっている。若者の居場所が減り、孤立してしまうケースが目立つようになった」と語る。
その経験から、地域のつながりをもう一度築き直す必要性を痛感し、「踊りでは社会は変えられないかもしれない。でも、政治ならできることがあると思った」と語った。
兄・中田敦彦氏からも応援の声
兄でタレントの中田敦彦氏からは「直接力にはなれないが、遠くから応援している」とのメッセージが寄せられた。兄弟は公私ともに親しいが、あくまで中田フィッシュ氏は「一人の政治家の卵」として、独自の道を歩む覚悟を示している。
自民党の狙いは「若者」
異色の経歴を持つ中田氏の擁立には、自民党としても若年層へのアプローチや、多様なバックグラウンドを持つ人材の起用という狙いがある。党幹部の一人は「今の政治に足りないのは現場の感覚。彼のような人こそ必要」と期待を寄せる。
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