2025-09-22 コメント投稿する ▼
林芳正の「給付否定」発言が総裁選に波紋|田﨑史郎氏が語る大きなミスの影響
自民党総裁選に出馬した林芳正=現官房長官(64)が、参院選公約の「国民1人当たり一律2万円給付」に対して「私だったらやらなかったかもしれない」と発言したことが波紋を広げています。 この発言は後に撤回と謝罪に至りましたが、総裁選序盤における印象に大きな影響を与える出来事となりました。
林芳正氏の失言と総裁選への影響
自民党総裁選に出馬した林芳正=現官房長官(64)が、参院選公約の「国民1人当たり一律2万円給付」に対して「私だったらやらなかったかもしれない」と発言したことが波紋を広げています。この発言は後に撤回と謝罪に至りましたが、総裁選序盤における印象に大きな影響を与える出来事となりました。
政治ジャーナリストの田﨑史郎氏は、テレビ番組で「林氏はこれまで安定感があり、大きな失言を避けてきた人物だが、今回は初めての大きなミスだ」と分析しました。特に石破茂=現総理・自民党総裁が主導した給付政策を否定するかのような発言は、党内での支持の動きを鈍らせるリスクを伴うと指摘されています。
発言の経緯と修正
林氏は18日に出演したインターネット番組で給付金政策に否定的な発言を行いました。21日にはテレビ番組に出演し「不適切な発言だった。おわびして取り消したい」と謝罪しました。迅速に撤回を行ったものの、一度示した本音と受け取られる可能性があり、選挙戦においては「しこり」として残ることが懸念されています。
政治家の発言は、撤回や修正をしても「最初にどう語ったか」が強く記憶される傾向があります。今回の失言も、政策の方向性や姿勢を疑う声を呼び込む可能性があり、選挙戦術上の痛手となり得ます。
みんなの反応
「やっぱり本音は給付に否定的だったんだろう」
「撤回したとしても信頼は戻らない」
「石破総理の政策を否定するなら党内調整は難しくなる」
「今さら謝っても遅い。選挙は勢いが大事」
「安定感が持ち味なのに、自分で崩してしまった」
総裁選での意味合い
今回の発言が問題視される背景には、石破総理が掲げた「国民1人当たり一律2万円給付」が参院選で国民から支持を得た政策であることがあります。その成果を否定するような言葉は、総裁選での石破支持層の取り込みを難しくします。総裁選においては派閥や支持基盤の結集が重要ですが、林氏の発言はその流れに逆行する印象を与えかねません。
加えて、党内では「減税や給付」を求める声が強まっており、財政規律や政策の慎重さを強調しすぎれば、有権者の生活感覚から乖離した印象を与えます。林氏の失言は、こうした党内外の温度差を浮き彫りにしたともいえます。
今後の展望
林氏は政策論争に軸を戻し、経済政策や外交安保の強みを前面に出す必要があります。しかし一度広まった失言の影響を完全に消すのは難しく、総裁選序盤で勢いを削がれる形となりました。党内外での信頼回復をどう図るかが、林陣営にとって最大の課題です。