2025-04-21 コメント投稿する ▼
「負け犬の遠ぼえ」から一転 国民民主・川合幹事長、支持率上昇で発言の重みを実感
「負け犬の遠ぼえ」から一転 支持率上昇で発言の重み増す
――国民民主・川合幹事長が自戒込め語る
国民民主党の川合孝典参院幹事長が、自党の支持率上昇にともない「発言の一つ一つにこれまで以上に責任が伴うようになった」と、党内外に向けて慎重な言動を促す発言を行った。
川合氏は、これまでの党の置かれてきた立場について「昨年の衆院選前までは、何を言っても“負け犬の遠ぼえ”のように受け止められていた」と振り返ったうえで、「同じ言葉でも今は受け取られ方が全然違う」と強調。発言が他党や有権者にどう響くかを意識せざるを得ない状況になってきたと語った。
発言の背景
- 国民民主党は昨年の衆院選で議席数を大きく伸ばし、支持率も上昇。
- これまでは政党間の議論で存在感を発揮しきれなかったが、今では政策提言や発言が注目されるようになっている。
- 川合氏はこうした状況の変化を受け、「他者や他党を攻撃するような言葉は慎むべき」と述べ、言葉選びの重要性を訴えた。
「聞き流されていた声」が注目される時代に
川合氏の「何を言ってもスルーされていた」という言葉は、これまで野党内で小さな存在に過ぎなかった国民民主党が、いまや政界で一定の影響力を持つ存在に変わったという自負の表れともいえる。特に、給付金やガソリン減税など、生活に密接する経済政策で具体策を打ち出してきた同党への期待感が、有権者の間でも着実に高まっている。
それだけに、言葉の重みをどう受け止めるか、党としての姿勢が問われている。川合氏の発言は、支持が集まり始めた今こそ、謙虚な姿勢と責任ある行動が求められるという自戒を込めたメッセージでもある。
国民民主党は今夏の参院選に向けて、さらに存在感を強める構えだ。だが、それには「物言う野党」としての信頼感を築く必要がある。川合氏のように、発言の影響力を自覚し、地に足のついた議論を重ねていくことが、政党としての成長に直結する。
「誰かを傷つける言葉ではなく、建設的な議論で国民の暮らしに貢献したい」――川合氏の言葉の裏には、野党という立場から抜け出そうとする強い意志がにじんでいた。