2025-09-12 コメント投稿する ▼
多田ひとみ氏が“ビストロSMAP問題提起”で炎上 謝罪も火に油を注ぎSMAPファンから「SMAPに謝れ」の声
元国民民主党・兵庫県参議院支部長の多田ひとみ氏が、フジテレビの人気番組『SMAP×SMAP』内の名物コーナー「ビストロSMAP」をめぐる投稿で波紋を広げている。 多田氏は自身のSNSで「テレビ局の知り合いから聞いた」として「ビストロSMAPの料理は実際には裏でプロのシェフが作っていた」と投稿した。

多田ひとみ氏が“ビストロSMAP問題提起”で炎上 謝罪も火に油を注ぐ結果に
元国民民主党・兵庫県参議院支部長の多田ひとみ氏が、フジテレビの人気番組『SMAP×SMAP』内の名物コーナー「ビストロSMAP」をめぐる投稿で波紋を広げている。発言のきっかけは「料理は裏でプロのシェフが作っていた」という“舞台裏の暴露”だった。だがこの“問題提起”は、終了から8年を経た番組のファン感情を逆なでする形となり、批判が殺到。謝罪に転じたものの、その対応すら火に油を注ぐ結果となった。
8年越しの“問題提起”が裏目に
多田氏は自身のSNSで「テレビ局の知り合いから聞いた」として「ビストロSMAPの料理は実際には裏でプロのシェフが作っていた」と投稿した。SMAPがすべての調理を行っているわけではなく演出の一部だったことを指摘し、「人気番組の裏側」を伝えたつもりだったようだ。
しかし、この投稿に対し、SMAPファンからは批判が殺到した。
「今さら何のためにSMAPを貶めるような発言をするのか」
「ファンなら知っていても黙っているのが礼儀」
「問題提起というが、何が問題なのか分からない」
こうした反発の声を受け、多田氏は投稿を削除。謝罪文を公表し「演出がすべてメンバーによる調理と誤解される点についての問題提起だった」と釈明した。だが同時に「裏では分業で料理が作られていた」と説明図を添えたことが、さらなる批判を呼んでしまった。
謝罪も逆効果 ファンから「SMAPに謝れ」の声
多田氏の謝罪は、ファンへの誠意を示すどころか、かえって反感を強めた。
「謝罪といいながら、またSMAPが料理していないと強調している」
「これはファンに謝る話じゃない。SMAPに謝れ」
「20年かけて築いた番組を軽んじる態度は許されない」
謝罪文で「ファンに対してお詫び申し上げる」とした点も、当事者であるSMAPメンバーへの配慮が欠けていると受け止められ、炎上に拍車をかけた。
“中学生記者事件”に続く失点
多田氏といえば、2022年の参院選での出来事も記憶に新しい。兵庫県での街頭演説後、中学生記者から「斎藤知事の選挙でボランティアをしていたのでは」と問いかけられ、当初は曖昧に答えたが最終的に認めた一件だ。その後のやり取りで「何が正しいかわからない」と語り、オールドメディア批判に結びつけたが、有権者の信頼を損ねた場面として広く報じられた。
今回のビストロSMAP発言も「公益性のない暴露」と受け止められ、再び判断力への疑念が持たれている。ある政治部記者はこう指摘する。
「違法と認定された事実に対して『何が正しいかわからない』と発言した過去がある人物が、今度は8年前に終了した番組の舞台裏を問題提起と称して語った。政策課題が山積みの中で、こうした発言に意味はない。謝罪の対象もファンに限定し、SMAP本人への敬意を欠いたことが炎上の決定打となった」
炎上の教訓と政治家の発言責任
今回の騒動は、発言の意図がどうであれ「政治家の言葉」がどれほどの重みを持つかを示す例となった。SNSを通じての情報発信は即時性が高い一方、誤解や配慮不足は瞬時に拡散し、批判の炎を広げる。
「オールドメディア批判のつもりだったのかもしれないが、結局は自らのリテラシー不足を露呈した」
「ファンを敵に回す発言の代償は想像以上に大きい」
SMAPという国民的存在をめぐる不用意な言及は、政治家にとって票田を失うリスクともなり得る。解散からなお熱い支持を受けるグループの尊厳を軽んじる発言は、支持層の感情に触れる結果となった。
SMAPファンを敵に回した政治家の代償
多田ひとみ氏の「ビストロSMAP問題提起」は、番組演出の裏側を指摘するにとどまらず、ファン心理を逆なでし、炎上を招いた事例として記憶されるだろう。政治家が発する言葉には、政策課題と同様に誠実さと慎重さが求められる。とりわけ国民的アイドルをめぐる発言は、信頼回復が容易でないことを示した。