宮城県知事選挙(2025年11月任期満了に伴う)に向けて、元角田市職員の伊藤修人(いとう・しゅうと)氏(32)が4月4日、立候補を表明した。現時点で正式に立候補の意思を示したのは伊藤氏が初めてとなる。
伊藤氏はこの日の記者会見で、「経済効率ばかりを重視する今の県政では、地域の持続可能性が危うい。もっと医療や教育、福祉、交通といった生活の基盤に投資すべきだ」と語り、現職の村井嘉浩知事の県政運営を厳しく批判。自らが目指す県政像として「誰ひとり取り残されない再分配型の行政」を掲げた。
若き挑戦者・伊藤氏のこれまで
伊藤氏は岩手県宮古市の出身。結婚をきっかけに宮城県へ移り住み、東北大学大学院の公共政策大学院で学んだ。その後、2022年から角田市役所に勤務し、市民相談や農業分野の業務に携わってきた。市民の声に日々向き合うなかで、県全体の政策に違和感を持つようになったという。
「リーダーシップだけに依存するやり方で、社会的に弱い立場の人たちが取り残されているのを現場で何度も見てきた」と語る伊藤氏。行政がもっと寄り添い、未来につながる形で地域を支える必要があると考えたことが、出馬の大きな動機になった。
政党の後ろ盾なし、草の根からの挑戦
伊藤氏は政党や特定団体からの支援を受けない「無所属」で選挙戦に挑む意向を明言。ポスターやビラよりも、人と直接会って話す「草の根選挙」を重視するとし、「一人ひとりと対話を重ねながら、共に政策を作っていきたい」と話している。
若さを武器に、しがらみのない立場から県政の転換を訴える構えだ。
知事選の行方は
現職の村井知事は5期目を目指すかどうか明言していないものの、周囲では出馬を前提に準備が進んでいるとの見方が強い。20年超にわたって続いてきた“村井県政”への是非が、選挙戦の最大の争点になりそうだ。
伊藤氏のような世代交代を訴える若手候補がどこまで支持を広げられるのか、県内外から注目が集まる。
- 宮城県知事選(11月)に向けて、伊藤修人氏(元角田市職員・32)が立候補を表明。
- 村井県政を「経済効率優先で地域の持続性がない」と批判。
- 医療・教育・福祉・交通など生活基盤への投資を重視。
- 無所属・草の根選挙で政党や団体の支援は受けず。
- 若さと現場経験を武器に、再分配型の県政を訴える。