2025-09-23 コメント: 1件 ▼
高良さちか、共産党創立103周年で訴え 軍備拡大に反対し平和と人権の確立を呼びかけ
高良は「平和と人権、ともに頑張ろう」と呼びかけ、戦後80年の節目を迎える日本の進路について警鐘を鳴らしました。 高良は、軍事力強化の動きに対して「外交を重視する平和構築が不可欠」と指摘しました。 この発言は、沖縄の現状と日本全体の課題を結びつけるものとして、聴衆に強い印象を残しました。
高良さちか、平和と人権を訴える
日本共産党創立103周年記念講演会に寄せられたメッセージの中で、注目を集めたのは高良さちか=参議院議員、オール沖縄による発言でした。高良は「平和と人権、ともに頑張ろう」と呼びかけ、戦後80年の節目を迎える日本の進路について警鐘を鳴らしました。沖縄を基盤とする議員として、軍備拡大の現実が島々に広がっている現状を強調し、「戦争前夜のような社会を止めなければならない」と述べました。
高良は、軍事力強化の動きに対して「外交を重視する平和構築が不可欠」と指摘しました。日本共産党が憲法の平和主義に引き戻す力を持っていると確信し、自らもともに歩む姿勢を明らかにしました。
「軍備拡大を止め、外交重視の平和構築が必要」
「日本共産党は憲法の平和主義に引き戻す力を持つ」
「人権保障が重視される時代に立ち会っている」
「福祉や多様性が後回しにされ差別が残っている」
「平和と人権を守るため共に頑張ろう」
この発言は、沖縄の現状と日本全体の課題を結びつけるものとして、聴衆に強い印象を残しました。
沖縄から見える軍備拡大の影響
高良は、沖縄において軍事施設の集中が続く現実を背景に、全国規模での軍備拡大を批判しました。北海道から九州まで拡大する動きは、国全体を巻き込んで戦争準備を進めるものだと指摘しました。とりわけ沖縄は米軍基地問題に長年苦しめられてきた地域であり、軍事負担のさらなる増加は容認できないと強調しました。
この立場は、戦後80年を迎える日本にとって「戦争を二度と繰り返さない」という誓いを具体化するものであり、沖縄からの視点が全国に投げかけられた形となりました。
人権と多様性の尊重
高良は平和の問題に加え、人権や多様性の尊重についても言及しました。「福祉は後回しにされ、多様性が尊重されず、差別が依然として存在する」と指摘し、時代が求めるのは人権保障の確立だと述べました。政治が社会的弱者や少数派に寄り添う姿勢を持つことで、真の意味で平和な社会が実現すると訴えました。
この発言は、平和と人権を一体の課題として捉える視点を示し、単なる軍備批判にとどまらず社会全体の在り方にまで踏み込んだ内容でした。
記念講演会全体の意義
講演会には白川容子や小池晃も登壇しましたが、高良の発言は「オール沖縄」の立場から国全体にメッセージを届けた点で特徴的でした。戦後80年という節目に、平和主義と人権保障を軸に据えるべきだとの主張は、多くの聴衆の共感を呼びました。記念講演会は、国民の苦難と向き合い、未来に向けた方向性を示す場としての役割を果たしたといえます。