2025-04-23 コメント投稿する ▼
釈量子氏、公明党の「親中外交」に痛烈批判 「中共に秋波送る勢力は亡国の使徒」
釈量子氏、公明党の親中外交に警鐘
中国共産党幹部との会談に「亡国の使徒」と痛烈批判
幸福実現党の党首・釈量子氏は、公明党の斉藤鉄夫代表が中国共産党幹部と会談した件について、自身のX(旧Twitter)で「アメリカからの心証は最悪」「親中勢力は亡国の使徒」と厳しく批判した。
中国共産党との接近に警鐘
斉藤代表は4月22日、中国・北京で中国共産党中央対外連絡部の劉建超部長と会談。自由貿易体制の重要性を確認し、石破茂首相からの親書も手渡した。釈氏はこの動きに強く反発し、次のように断じた。
「公明党斉藤代表が中国共産党幹部と会談し『自由貿易体制の重要性を確認』。今まさにトランプ政権が固めつつある中国包囲網に穴を開けるやり方で、アメリカからの心証は最悪でしょう。」
釈氏が問題視するのは、単なる自由貿易の推進ではない。中国という「一党独裁のもと国民監視、人権弾圧、覇権拡大を続ける」体制に対し、警戒心を欠いた外交姿勢を示すことが、日本の国益を大きく損ねかねないという点にある。
親中姿勢は「亡国の使徒」
釈氏はさらに、こう訴えた。
「中共に秋波を送って恥じない親中勢力は亡国の使徒です。」
これは、近年再び強まっている米中対立構造を念頭に置いた発言だ。トランプ前大統領の再登場を含め、米国は中国への包囲網強化を進めつつある。こうした中で日本の与党が中国に友好的な姿勢を示すことは、「戦略的隙を生む」と釈氏は見る。
中国との対話は「平和」か「隷従」か
斉藤代表は、中国との友好関係を長年重視しており、今回の会談でも「国際社会の安定」に資する意義を強調した。しかし釈氏は、「友好」の名のもとに中国の覇権主義に取り込まれるリスクを見過ごしてはならないとする立場だ。
彼女の主張の根底には、「中国共産党との無批判な協調は、日本の主権と民主主義の価値を侵食する」という危機意識がある。
保守系からの牽制続く
釈氏の今回の発言は、保守系の有権者に強く訴える内容となっており、中国の人権弾圧や軍事的拡張に懸念を抱く世論を背景にしたものといえる。今後、釈氏をはじめとする保守勢力が、こうした「親中姿勢」に対し、どこまで世論を動かすことができるかが注目される。