今夏の参院選を控え、宮城県選挙区の公認候補予定者として注目を集めているのが、石川光次郎氏だ。38年にわたる政治経験を持ち、地元・宮城の声を国政に届けるために立候補することを決意した石川氏は、現場主義を掲げて、地方の問題解決に全力を尽くすと語っている。
「政治一筋」38年の歩み
石川氏は昭和42年、仙台市に生まれ、地元で成長した。大学1年生の時に政治に関心を持ち、ボランティアとして中野正志県議の事務所で活動を開始。秘書として中野氏を支え、その後、地元・宮城と東京を往復する忙しい日々を送りながら、政治のダイナミズムに触れてきた。大学卒業後も政治の道を選び、2005年には宮城県議会議員に立候補して初当選。以降、6期連続当選を果たし、県連の幹事長や宮城県議会議長も務めるなど、地元での信頼を築き上げた。
地方に政治の光を当てる
石川氏は、宮城県を含む東北地方の人口減少が進んでいる現状を踏まえ、「地方の声を国政に届けたい」と強調している。特に、農林水産業を基盤にした持続可能な地域経済の構築に力を入れる意向を示しており、「第一次産業が支える宮城の未来を守り、活性化させるためには、新たな施策が必要だ」と語る。また、東日本大震災の影響を受けた地元の復興にも積極的に取り組む考えだ。
石川氏は、宮城県内の未利用地を活用した新産業の創出や、国際物流拠点(ILC)の誘致などを通じて、地元経済の活性化を図るとともに、中小企業の支援や雇用創出にも力を入れる姿勢を見せている。
石川氏の6つの政策
■豊かさを実感できる社会づくり
持続可能な経済成長を維持し、地方でも豊かさを感じられる社会をつくる。
■国民の生命・暮らし・財産を守る
防災や減災、復興への取り組み強化と、領土・領海を守る安全保障政策の実現。
■持続可能な農林水産業
農業や水産業の生産性向上と、働き手の確保を進め、スマート農業の推進。
■「人生100年時代」の教育・社会保障
高齢化社会に対応した教育・社会保障制度の整備。
■まち・ひと・しごとが輝く地方創生
地方活性化を進め、地域が輝く未来をつくるための政策。
■現状に即した憲法改正の早期実現
時代に合った憲法改正を進め、より実効性のある政治体制を整備。
現場主義の姿勢を貫く
「初志貫徹」を座右の銘に、石川氏はこれまで一貫して地域のために尽力してきた。地元の問題を知り尽くし、現場で培った経験を活かして、国政の場でも積極的に活動する意向だ。参院選に向けての挑戦が、今後どう展開するかが注目される。