2025-09-22 コメント投稿する ▼
宗像市浸水被害 仁比聡平氏「河川整備の抜本見直しを」現地で訴え
仁比氏は調査全体を通じて「近年の豪雨を見据えた新たな河川整備計画が必要」と繰り返し強調しました。 仁比氏は現場を見て「毎年同じ被害が繰り返されるのは明らかに行政の怠慢だ」と指摘し、県と市に対して早急な河川整備を求めました。
宗像市の精米所が再び浸水 仁比聡平氏が現地で指摘
福岡県宗像市では、8月の記録的大雨で広範囲に冠水被害が発生しました。22日、日本共産党の仁比聡平参院議員が田村貴昭衆院議員、市議団とともに現地を調査し、河川整備や防災体制の抜本的見直しを訴えました。仁比氏は調査全体を通じて「近年の豪雨を見据えた新たな河川整備計画が必要」と繰り返し強調しました。
精米所を直撃した山田川の氾濫
須恵地区では、山田川が氾濫して精米所が浸水。65歳の店主は、精米機をはじめとする機材が繰り返し被害を受けていると訴えました。仁比氏は現場を見て「毎年同じ被害が繰り返されるのは明らかに行政の怠慢だ」と指摘し、県と市に対して早急な河川整備を求めました。
「これ以上の被害を放置してはならない」
「国や県の責任で早急に河川を改修すべきだ」
「住民が毎年同じ苦しみを味わっている」
「行政は机上の対策ではなく実効的な整備を」
「河川整備にこそ予算を集中させるべきだ」
冠水被害と市民の声
田熊地区では、冠水した県道を自動車が走ることで波紋が広がり、周辺店舗や住宅に被害を及ぼしたことが住民から報告されました。住民は雨水対策や冠水時の交通規制を求めました。仁比氏は「交通と治水を一体で見直す必要がある」と応じ、住民の声を踏まえた対策を迫りました。
防災対策の遅れを批判
南郷、自由ケ丘地区では市の危機管理担当者から河川対策の説明がありましたが、仁比氏は「この説明では住民の不安を取り除けない」として、豪雨災害が激甚化している現実に即した新たな計画策定を迫りました。また止水板補助制度の創設についても「対症療法では限界がある」と指摘しました。
仁比聡平氏が訴える抜本策
仁比氏は現地調査を通じて「被害の深刻さは一時的なものではなく、構造的な問題に起因している」と強調。特に河川氾濫の常態化を「気候危機の時代における防災行政の遅れの象徴」と位置づけました。さらに「国・県・市が一体となり、住民の命と暮らしを守る責務を果たさなければならない」と語りました。
今後の課題
宗像市での繰り返される浸水被害は、地域の生業や生活基盤を脅かしています。精米所の例は、災害が産業に直撃する典型です。仁比氏の指摘は、従来の延長線上の対策では不十分であることを示しており、国や地方自治体の姿勢が問われています。