2025-04-20 コメント投稿する ▼
金子恵美氏「立憲は批判だけの党に」元自民議員が現状をバッサリ 提案力欠如に懸念
金子恵美氏が苦言「立憲は“批判の党”にとどまっている」
元自民党衆院議員の金子恵美氏が、4月20日に放送された「ABEMA的ニュースショー」に出演し、現在の立憲民主党に対して厳しい見方を示した。同じく出演した宮沢博行元議員とともに、野党第一党である立憲の現状と課題を鋭く指摘した。
批判ばかりでは政権は担えない
金子氏はまず、「立憲は、結局ずっと“野党であり続ける政党”という印象が拭えない」と語り、政権を担う覚悟や構想が見えてこない点を問題視した。そのうえで、「政策を出しているとは言っているが、メディアに取り上げられることが少ない。それだけでなく、責任政党としての立ち位置を築けていないから、政権交代の可能性が現実味を帯びない」と述べた。
なぜ立憲は選挙に強いのか
立憲民主党が「選挙には強い」とされる理由についても、金子氏は踏み込んだ。「野党は国会対応の負担が比較的少ないぶん、地元に戻る時間をしっかり確保できる。その結果、有権者と直接触れ合う機会が多くなり、選挙戦でも顔が知られている」と説明した。つまり、「地元活動の頻度」が勝敗に直結しているという指摘だ。
提案より批判に偏る体質
番組中では、宮沢博行氏も「立憲は批判ばかりで提案をしていない」と語り、永田町では「相手にされていない」と現役議員たちの率直な空気感を明かした。加えて、「郵便局や官庁の労組をバックに、全国規模の組織戦で選挙には強いが、政党としての“未来”は感じられない」と突き放した。
金子氏もこれに同意し、「批判のための批判に終始してしまっている現状では、政権の選択肢とは見なされにくい」と語った。
- 金子氏「立憲は“批判の党”になってしまっている」
- 「政策は出していても報道されず、責任政党と見なされていない」
- 「地元活動の時間が多いため、選挙には強いが、それが政権担当能力とは直結しない」
二人の元議員による言葉は、野党としてのあり方だけでなく、政治における「責任感」と「現場力」の両立の難しさを示している。政権交代を視野に入れるならば、立憲民主党に求められるのは、ただの“批判力”ではなく、地に足のついた“提案力”だ。果たして立憲は、単なる批判政党から脱却できるのか――次の国政選挙に向けて、その答えが問われている。